広島県立美術館で 「磯江毅 展」 鑑賞。
広島県立美術館で開催中(3/25~5/24)の 「磯江毅 展」を観に行きました。
広島県立美術館は 縮景園の隣,広島駅から徒歩 10分の距離にあります。
磯江毅さん(1954~ 2007)は 19歳でスペインに渡り,主にスペインで活動したリアリズムの画家です。
2005年に広島市立大学芸術学部教授になりましたが,その2年後,53歳で逝去しました。
1年前 訪問した,千葉市にある写実絵画専門の「ホキ美術館」にも 磯江さんの作品が3点(おそらく)あって,今回は そのうちの2点を含み約100点が展示されていました。
半分くらいは油彩でしたが,他は 「鉛筆」,「鉛筆+水彩」などです。
サインが入った完成作品だけでなく,制作途中の作品や,デッサン,クロッキー,習作(これらの違いは?)なども展示されていました。
リーフレットには 「・・・万物が逃れることができない“死”という運命を『自らの問題』として描き続けました。そこから見出される独自の死生観と彼にしか成しえない細密な描写は,凝縮された時間を感じさせ,観る人を深い思索へと誘います。・・・」とありましたが,馬齢を重ねて 修業が不足しているせいか,深い思索には誘い込まれず,専ら スペイン・リアリズムのテクニックに感心しました。
代表作 「深い眠り」 その他。
作品名は 「深い眠り」,「カルパドス・ムーラン1920と18世紀タラベラ焼」,「19世紀タラベラ焼と葡萄」,「マルメロⅣ」,「薔薇と緑青」,「新聞紙の上の裸婦」。
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