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2015年6月18日 (木)

見出しに見る「勘違い」(その103)

「【コラム】韓国が見るべき日本」  2015/5/13 朝鮮日報・日本語版
   ‘先日の安倍晋三首相訪米のニュースに怒りが込み上げてこなかった韓国人はほとんどいないだろう。・・・ やはり世界は力と利害関係が支配する場だという不都合な真実に直面する機会でもあった。
 そうした中,
注目を引くニュースを目にした。4月27日,日本最大手の石油・天然ガス開発企業「国際石油開発帝石(INPEX)」がアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ陸上油田開発鉱区の権益5%を取得したというものだった。・・・ 安倍首相は自ら「日本の石油の安定供給の確保に大きく寄与する資源外交の大きな成果だ」と強調した。
   韓国では資源開発をめぐる政治攻防で海外資源開発そのものが全面ストップしているが,日本ではこのように一歩ずつ前進している。これだけではない。このほどLG経済研究院が発表した「原油安にもかかわらずエネルギースマート化に注力する日本産業界」という報告書を見ると,さらに目まいがする。・・・
   今年2月に東京で開催された展示会「スマートエネルギーウィーク2015」を見ると、日本の努力が分かる。・・・ すでに相当数の日本の大手企業はあらゆる業種でスマートエネルギー事業に挑んでいる。・・・ 日本が誇る富士電機・昭和電工・東レといった有数の素材・部品企業もスマートエネルギー事業に死活をかけている。
 こうなると,少なくともエネルギー分野で5~6年後の韓日間における競争力の差は火を見るより明らかだ。韓国の目標は「反日」ではなく「克日」だ。そのために韓国が見るべき日本は「安倍」ではないかもしれないという気がする。’
との 産業1部=李仁烈 次長によるコラムです。
   「韓国の目標は『反日』ではなく 『克日』だ。」そうです。   
   「韓国が見るべき日本は・・・」 どうしても 日本から目が離れられません。
   それにしても 5~6年後の競争力の差を予想するまでもないと思いますが ・・・。

「朴大統領の『慰安婦交渉は最終段階』発言に日本“困惑”」  2015/6/15 中央日報・日本語版
   ‘韓国と日本の旧日本軍慰安婦問題交渉が「最終段階にある」とした朴槿恵 大統領の発言と関連し,日本側が困惑していると朝日新聞など日本メディアが報じた。
   朝日新聞は13日,朴大統領がワシントン・ポスト(WP)とのインタビューでこのように述べたことについて,日本外務省の幹部が「どういう認識で言っているのかわからない」という反応を示したと伝えた。
   また,日本経済新聞は朴大統領の発言が今月11日,東京で開かれた韓日第8回局長級協議の結果を反映したものか明らかではないと報じた。同紙は,日本政府内には朴大統領の発言によって日本側の譲歩を促すねらいがあるとの見方もあると付け加えた。
   読売新聞は「日韓の協議では具体的な進展はなく,何を指して『進展』と言っているのか分からない」という日本外務省幹部の発言を伝えた。
   これに先立ち,朴大統領は今月11日,青瓦台(大統領府)で行われたインタビューで「慰安婦問題において相当な進展(considerable progress)があり,現在,交渉の最終段階にある(final stage)」と述べたとWPが報じていた。’
と報じています。
   日本政府は 「心当たりはない」と断言しています。
   大統領,ついに ご乱心?

「新進気鋭の学者による自虐でも自賛でもない韓半島史」  2015/5/17 朝鮮日報・日本語版
    ソウル大学奎章閣韓国学研究院の金時徳助教授(40)著『東アジア,海洋と大陸が出合う』に関する記事です。
   ‘・・・ 漢文・日本語・中国語・満州語の読解能力を駆使して複数の文献を互いに検証し,韓国の歴史を世界史的観点から実証する研究を行っている。
 金助教授は「現在はロシア語を学んでいる」と語った。高麗大学日文学科を卒業し,日本の古文献研究・教育機関「国文学研究資料館」で博士号を取得,2年前から現職にある。
 今回出版した『東アジア、海洋と大陸が出合う』では,壬辰倭乱から現代に至る,ほぼ500年の歴史を取り上げた。・・・ 金助教授は「韓国は,およそ900回も侵略の被害ばかりを受けてきた平和の国だとか,逆に広大な領土を持つ帝国だったという主張が一部に存在する。自虐的でも幻想的でもないやり方で,韓国が世界と出合ってどのように生きてきたのか,具体的に観察することが本書の目的」と語った。
   ・・・
 金助教授は「韓半島の国家は,侵略を受けてきただけではなく,外部に侵攻したケースも少なくない」と語った。・・・ 朝鮮の軍隊が中国・北京に進駐したこともあった。丙子胡(こ)乱(1636-37年の清の侵略)後,清の人質となった昭顕世子は,朝鮮軍を率いて清の軍隊に追従し,明の首都・北京に入城した。・・・ 金助教授は「米国の要請でベトナムに派兵したことが無意味ではなかったように,清の強要によるものだとしても,韓半島の軍隊が万里の長城を越えて北京に入城したことは,韓国の歴史上類例ない事件として記録する必要がある」と語った。
 一般の読者が戸惑うであろう部分も少なくない。「韓半島の住民は全世界で最も平和な人間で,いつも侵略を受け,その歴史は人類の歴史上最もむごいものだったといえるだろうか?」 「現在の韓半島の独立と繁栄にとって直接的な脅威となる国は,日本ではなく中国」といった内容は,場合によっては,過去の日本の侵略行為に対して免罪符を与える主張と取られかねない。金助教授は「軍人・実業家を対象に講演を行った際,そういう声を聞いたこともあった。しかし誤解を受けるとしても,複雑な形で伝えるしかない真実もある」と語った。’
と書いています。
   「複雑な形で伝える真実」を韓国人が理解し,徐々に正しい歴史認識を持つことを願うばかりです。

勘違いの人も,真実を求める人もいます。   

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