見出しに見る「勘違い」(その102)
「安倍訪米:韓国の反撃を封じ込めた安倍首相の根回し」 2015/5/10 朝鮮日報・日本語版
‘日本の安倍晋三首相が4月29日,日本の首相として初めて米議会上下両院合同会議で演説を行った。5月10日付読売新聞は首相官邸や外務省への取材を通じ,その舞台裏を報じた。安倍首相の議会演説を実現させる上で最も貢献したのは安倍首相自身だった。’の書き出しで始まる記事です。
「反撃」とは,敵の攻撃に対して 防御に留まらず攻め返すことです。
日本が韓国を攻撃しているとの認識のようですが,今回の安倍さんの訪米の何をもって韓国への攻撃と見做しているのか不明です。被害者意識がいっぱいです。
攻撃してない相手を反撃と称して攻撃するのは危険です。そもそも日本を敵と見做している見出しが尋常ではありません。
「韓国と日本 漁業指導取締実務協議を開催」 2015/5/11 聯合ニュース・日本語版
‘韓国海洋水産部は5月11日,釜山で2015年漁期・韓日漁業指導取締実務協議を開催したと発表した。・・・
協議で韓国側は,日本の水域で韓国漁船に対する夜間臨検など無理な取り締まりを自制するよう求めた。これに対し日本側は,操業条件や入漁手続きの順守を漁船に指導するよう要請した。・・・
同部は相手国のEEZでの入漁手続きの違反について,日本漁船はここ数年間ほとんどないが,韓国漁船は毎年10回以上起こしていると説明した。
今年に入ってからは,日本のEEZで操業中だった韓国漁船5隻が漁獲量の過少申告容疑などで日本側に拿捕(だほ)された。’との報道です。
違法漁船を野放しにしておいて 「無理な取り締まりの自制を日本に求めた」そうです。
仕事とはいえ,このような理屈が通じない相手との協議に参加しなければならない日本の担当者に同情します。
「自制」とは 「自分の感情・欲望などを抑えること」であり,違法操業の韓国漁船に対して遣う言葉であってルールに則って仕事をしている取締り側に遣う言葉ではありません。
「安倍首相糾弾決議を採択 世界遺産登録も非難=韓国国会」 2015/5/12 聯合ニュース・日本語版
‘韓国国会は5月12日の本会議で,過去の侵略の歴史や旧日本軍の慰安婦被害者に対する反省を示さない安倍晋三首相を糾弾する決議を採択した。
決議は,安倍首相が慰安婦問題に関し「人身売買の犠牲」と表現して本質をぼかしたほか,靖国神社参拝や集団的自衛権行使,独島領有権侵害,教科書歪曲・捏造といった歴史責任を回避する言動をしていると批判。日本政府に真の謝罪と国としての責任を要求したほか,慰安婦被害者のいるアジア諸国やオランダ,国連などと協力し断固対応していくと強調した。
また,朝鮮人が強制徴用された施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録の推進を糾弾する決議も採択した。’との記事です。
遂に 国会が 隣国の首相を名指しで糾弾決議採択するところに行き着きました。
正気の韓国国会議員はいなかったのでしょうか。
友好関係を保つ意志があるとは思えません。
この国とどのように付き合うのか,付き合う必要があるのか,頭の痛いことです。
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