韓国大統領の妹,朴槿令氏の発言
8月初め,韓国・朴槿恵大統領の妹,朴槿令氏が行なった「親日」発言が韓国内で波紋を広げました。
あまりに正論過ぎて,韓国メディアは「『政治的禁治産者』並みの発言」としてしか対処できなかったようです。
報道から,韓国で問題となった発言を拾ってみました。
「元慰安婦の方々に対しても,私たち(韓国民)がもっと配慮しなければならないのに,日本ばかりを責めてきた。そんなニュースが何度も流れたことについて申し訳なく思う」
「韓国人も日本から学んでほしい」(マナーに関して)
「日本の首相が替わるたびに謝罪を求め,隣人を責めるのは,恥ずかしいことだ」
「子孫として父の墓を参るのを拒むことはできない」
「内政干渉になる」(靖国神社参拝に関して)
「安倍晋三首相が靖国参拝をして,再び戦争を起こしたいという気持ちがあるとは思っていない」
「独立前の『親日』と国交正常化した後の『親日』の概念は全く変わっている」
「私たちは,親日・親米をして,国を発展させなければならない」
「日本を責めるニュースが好きな勢力と私は闘っている」
「よいことをしようとすると,水を差す人,仲良くなることを邪魔する人がいる。そういう人を警戒しないといけない。賢い人は分かると思う」
「父を『親日だ』と批判していた人々も経済発展の(日本の)恩恵を享受している」
「歴史を何度も蒸し返そうとするのは,浮気をした夫とよりを戻した後も,悪い噂を立てることと同じではないか」
「(日本の方々に)大半の韓国の人は私と同じ考え方を持っていると分かっていただければ。韓国をもっと好きになっていただければと思う」
「韓国はIT強国といわれるが,3,4ヶ月間,日本から部品を供給しないだけでたいへんなことになる」
「痛みのある歴史に執着して,未来に向けて踏み出せない人々は,日韓の国益や平和を考え,もっと仲良くなれるようにベストを尽くすべきだと思う」
これらの当たり前の発言が問題となる国であることの認識が日本人には必要です。
又,「謝罪」に対する日本人と韓国人の定義,意味,内容などの違いの認識も必要です。
日本人にとっての「謝罪」とは,相手の怒りを鎮めて,こじれた感情をリセットする行為であり,嫌な過去はお互いに忘れて,水に流すことで一件落着となるべきものです。
謝罪を受けた者が,謝罪を受け入れた後,さらにそれを引きずるのは卑しい人間と見做され 軽蔑されます。
しかし,韓国における 「謝罪」が上記 日本の「謝罪」と異なることは 過去の経験から明らかです。
韓国で謝罪をすれば罪を認めた「罪人」になり,さらに,謝罪を受けた側は,罪人を責める権利を得ることになります。
既に謝罪を済ませた(と思っている)者に対して,重ねて何度も謝罪を求めることは,謝罪を受けた者の権利なのです。
このことを知っておれば,朴槿恵 大統領の 「加害者と被害者の立場は1000年経っても変わらない」とのスピーチが韓国人にとって何の違和感もない,当然の考えであることが理解できます。
もし,彼らと付き合うことがあるなら,彼らは過去を水に流すことはないと知っておいた方がよさそうです。
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