世界の老齢化の現在と将来。
日本社会の高齢化はかなり前から問題になっています。
9月8日に ‘HelpAge International’が発表した ‘Global AgeWatch Index 2015’は 主に 高齢者が暮らしやすい国ランキング(対象:96ヶ国)が示されていますが,この報告の中に 世界の高齢化の推定値がありました。
高齢者の暮らしやすさのランキングは次表のとおりです。
日本は 8位でした。(2013年:10位,2014年:9位)
この報告では 60歳以上を高齢者(older people)としており,右図は 今年(2015年),2030年,2050年の 世界の60歳以上の人口と割合を示しています。
下図は 2015年と2050年における 60歳以上の人の割合を国別に色で示しています。
下表は全調査対象国の 2015年,2030年,2050年における60歳以上の人の割合を示しています。
2050年に 60歳以上 40%以上となる国(( )内は2015年)は,日本:42.5%(33.1%),韓国:41.5%(18.5%),スペイン:41.4%(24.4%),ポルトガル:41.2%(27.1%),ギリシャ:40.8%(27.0%),イタリア:40.7%(28.6%)の 6ヶ国です。
韓国の急激な高齢化が目立ちます。
日本は 2015年:33.1%,2030年:37.3%,2050年:42.5% で,どの時代も高齢化トップを進んでいきます。
現在,高齢者雇用安定法では65歳までの雇用を推進していますが,2030年 あるいは 2050年には 年金支給開始年齢が変更され,70歳までの雇用が義務付けられることになりそうです。
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