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2015年10月 2日 (金)

「赤身のお肉は控えなきゃあだめよ」ー?

BSフジで放映していた米国 TVドラマ  「リゾーリ&アイルズ」のセカンド・シーズン,エピソード14 『過去』(‘Rizzoli & IslesSeason 2Episode 14Don't Stop Dancing, Girl ” ’)を観ていて気になった台詞がありました。

事件を解決して ダイナーで (おそらく)ビーフ・サンドイッチを食べているボストン市警の女刑事 リゾーリのところに マサチューセッツ州主任検視官 アイルズが来て,言います。

   アイルズ  「赤身のお肉は控えなきゃあ駄目よ」

   リゾーリ 「私は食べたいものを,食べたい時に食べるの。人生は短いからねー」

何故 赤身の肉を控えなければいけないのだろう,脂身よりはいいのではないか,と違和感があって,英語で何と言っているのか音声2で聴いてみました。

   Isles  “You really should limit your red-meat consumption.”

   Rizzoli  “I'm gonna eat whatever I want, whenever I want from now on.  Life is too short.”

red-meat’と言ったのを,「赤身の肉」と直訳していました。

日本では 「赤身」の対義語は 一般的には「脂身」ですが,英語では ‘red-meat’の対義語は ‘white-meat’で,‘red-meat’≠ 「赤身の肉」のようです。

red-meat’は USDAUnited States Department of Agriculture)「米国農務省」は次のように記述しています。
All meats obtained from mammals (regardless of cut or age) are red meats because they contain more myoglobin than white meat chicken or fish.
  すなわち,哺乳類の肉のことです。
  そうなれば ‘white-meat’は チキン(但し もも肉を除く)と魚肉のことです。
  しかし,鳥類でも 「野鳩」,「鶉」,「雉」,「鵞鳥」,「家鴨」など 「鶏」を除けば ほとんど ‘red-meat’のようです。
  ‘red-meat’は ミオグロビンを多く含み,ミオグロビンは筋肉中にあって酸素分子を代謝に必要な時まで貯蔵する色素タンパク質,持久力に優れた赤色筋肉(遅筋)ということです。

  ‘red-meat’を日本語で そのまま 「赤肉」と言うこともあるらしいのですが,一般的とは思えません。

どちらにしても 日本語訳は 「お肉は控えなきゃあ駄目よ」とすべきだったと思います。

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