‘like’の品詞。
‘MACHINE WASH COLD WITH LIKE COLORS’とあります。
「冷水・機械洗い,類似の色と」と訳すのでしょうか,簡潔な文章です。
ここで ‘like’は形容詞として使われています。
「類似の,似ている,同種の」という意味でしょうが,このような使い方は日本の中学,高校で習った英語の知識しかない私には困難です。
私がこの意味の英文を作るとすれば,形容詞として ‘similar’が一番に思い浮かび(それしか思い浮かばない),‘like’は出てきません。そもそも ‘like’が形容詞として使われることを知りませんでした。
中学・高校で習う 「動詞」と 「前置詞」としての ‘like’は 馴染みがありますが,辞書を見ると他の品詞がずらりと並びます。
【他動詞】
1.~を望む[欲する]
2.~を好む[気に入る](人)に気がある
3.~に適する[適合する・合う・似合う]
4.~を楽しむ[面白いと思う]
【名詞1】
1. 好み,趣味
2.〔フェイスブックの〕いいね!
【名詞2】
似たもの,同類,同等
【間投詞】
1.その~,まあ,~という感じで,つなぎ言葉として,会話の中でよく使われる。(使い過ぎると教養が低いと思われるので注意。)
2.〔~というようなことを〕言った(said)
【接続詞】
〈話〉~のように
【形容詞】
似ている,類似の,類似した,同様の,同種の
【前置詞】
1.~に似た,~のような,~のように,~と同じように
2.同類で,仲間で
「形容詞」だけでなく 「名詞」,「間投詞」,「接続詞」もあって 使い道は多いようですが,なかなか使いこなせそうにありません。
しかし,少なくとも 了解語彙としておきたいところです。
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