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2016年5月26日 (木)

「三つボタン 段返り」が流行?

最近,何故か (流行か?) TVで 「三つボタン 段返り」のジャケットを着ている人を見ることが多いと感じます。

Photo(*「三つボタン 段返り」:第一ボタンがラペルにかかり そのボタンホールは ラペルの折り返しのカーブ部分にかかって開いており,このボタンは留めず,第二ボタンのみ留める 「中一つ掛け」。)

しかし,私が1970年代からの40数年間のサラリーマン時代に着ていた 「三つボタン 段返り」のジャケットと違って ほぼ全て フロント・ダーツがあってウェストを絞ったタイプで,よく分りませんが ヨーロッパ風です。(右写真)

私が着ていたのは フロント・ダーツのない 所謂 ‘Sack Type’ で,現在 流行っているのは 決して ‘Sack Type’ではないようです。

私が知っている 「三つボタン 段返り」とは 1901年に Brooks Brothers が発表した‘No.1 (Sack) Suit’と呼ばれるタイプで,これを Brooks Brothers は次のように解説しています。

Brooksbrothers_no1_2

三つボタンのジャケットが時代遅れになったとき,二つボタンのジャケットを手に入れる余裕がなかった学生たちは 持っている古い三つボタンのジャケットのラペルを二つボタンのようにプレスした。ブッルクス・ブラザーズはこの流行をパーマネント・ラインとして採用し,1901年に ‘The Number One Sack’と命名した。
‘ナチュラル・ショルダー’,‘フロント・ダーツなし’,‘隠し第一ボタン’で定義される ‘Number One Sack’は 20世紀の初めの60年間にわたり,アメリカのビジネス服を支配した。 と書いています。
この文章によれば アメリカのビジネス服を支配した60年の後,ほぼ10年を経て 20世紀の終わりの30年,プラス 21世紀の初めの10年,私は着ていたことになります。

特徴としては これ加えて 「センター・ベント」があり,TVで見る フロント・ダーツのあるタイプは 「サイド・ベンツ」のものがあるでしょう。

このアメリカン・タイプと 現在 目にするヨーロピアン(イタリアン?)・タイプのディテイルの違いを知って(意識して)着ている人が どのくらいいるのか,合わせる タイ,シャツ,靴などとのバランスはどうなのかなど気になります。

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コメント

なぜラペル部分にあるのか謎でした。
ありがとうございます。

投稿: yoko | 2016年5月29日 (日) 12時09分

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