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2016年10月 7日 (金)

WEF 国家競争力 2016ー2017

9月28日,‘WEF:World Economic Forum’(世界経済フォーラム)が,‘The Global Competitiveness Report 2016ー2017 ’(2016年 世界競争力報告)を発表しました。

世界138ヶ国(地域)を対象に,12の大項目(Pillar)に基づく ‘Global Competitiveness Index’(GCI)を求め評価しています。

下表に 50位までのランキングとスコアを 前年と合わせて示します。
日本は ランキングを前年6位から 8位に落としています。

Ranking_125Ranking_2650

日本の12の評価大項目(Pillar)のスコアを 東アジア・太平洋地域の平均値と共に示しています。

Graph
日本の大項目(Pillar)毎のランキングを下に示します。(  )内は前年のランキングです。

Institutions(制度)                                             16位(13)
Infrastructures(基盤)                                         5位(5)
Macroeconomic Environment (マクロ経済環境)  104位(121)
Health and Primary Education(健康及び初等教育) 5位(4)
High Education and Training (高等教育及び養成) 23位(21)
Goods Market Efficiency(市場効率)                    16位(11)
Labor Market Efficiency(労働市場効率)               19位(21)
Financial Market Development(金融市場の発展)  17位(19)
Technological Readiness(技術迅速性)                 19位(19)
Market Size(市場規模)                                        4位(4)
Business Sophistication(ビジネスの高度化)           2位(2)
Innovation(革新性)                                             8位(5)

104位と,もっとも順位が低い ‘Macroeconomic Environment’ (マクロ経済環境)の小項目はー
  ・Government Budget Balance(国家予算収支),% of GDP :105位(132)
  ・Gross National Savings(総国民貯蓄),% of GDP : 42位(56)
  ・Inflation,Annual % Change (年 インフレ率): 1位(1)
  ・Government Debt(政府債務),% of GDP : 138位(140)
  ・Country Credit Rating(国家信頼度) : 19位(19)

もっとも順位が高い 2位の ‘Business Sophistication’の小項目はー
  ・Local Supplier Quantity(国内供給業者の量) : 1位(1)
  ・Local Supplier Quality(国内供給業者の質) : 2位(1)
  ・Local Cluster Development : 8位(10)
  ・Nature of Competitive Advantage(競争優位性) : 2位(1)
  ・Value Chain Breadth(価値連鎖-付加価値の流れーの広がり) : 1位(1)
  ・Control of International Distribution(国際流通の統制) : 5位(2)
  ・Production Process Sophistication(製造工程の高度化) : 2位(2)
  ・Extent of Marketing(市場規模) : 28位(20)
  ・Willingness to Delegate Authority(権限移譲意欲) : 20位(20)

報告書では 日本の‘Performance Overview’として次のように記述しています。(拙訳御免)

「日本は スウェーデンと英国に抜かれ,ランキングは6位から8位に落ちた。
138ヶ国中104位の 『マクロ経済環境』(‘The macroeconomic situation’)は 日本の競争力パフォーマンスを徐々に弱めているが,依然 大きいとはいえ 赤字予算額が減少し,状況は この1年で121位から17位改善した。
インフレは現在,再度,非常にゼロに近くなり,日本銀行が設定した目標の2%を達成したのは,安倍晋三氏が首相になってから 一度のみである。
日本は 又,労働市場(19位)の硬直と活力の欠如にも悩まされている。
日本は,8位という進歩的な位置にありながら,『雇用・解雇の容易さ』では 依然115位の低いランキングである。
『労働市場への女性進出の男性比』(77位)は,高額所得経済国家の中で最も低い値の1つである。
そして,日本での就職は,外国の有能な人材にとって,かなり魅力のない目標(77位)であり続けている。国内の市場は,参入と起業への高い障壁があって,相対的に競争力がなく 閉じている。
より明るい面をみると,日本は 5つの大項目(Pillar)でトップ10ランキングにあるのが目立つ。優れたインフラストラクチャー(5位)を誇り,概して 国際的な流通(5位)上の重要なコントロールによって,ユニークな製品と製造工程(2位)を生み,企業は高度に洗練されいる(2位)。
高品質な研究組織(13位)と企業の研究開発へに支出(4位)は,優秀な科学者と技術者(3位)と相まって,国全体の高度な革新環境(5位)に貢献している。
しかし,日本の革新の優れた能力は損なわれつつある傾向もある:2007年から2015年まで 維持した5位のランキング(?)を3ランキング落とし,現在 8位となっている。」

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