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2016年11月26日 (土)

それでも気になる,天声人語が 「シカを 通してあげる」?

11月25日の朝日新聞 天声人語 「鹿と鉄道」でー

・・・ 列車がシカとぶつかって遅れが出る事故が増えている。・・・
  ・・・ 対策に手をあげた匹田雄史(ひきたゆうじ)さん(47)は,・・・
  ・・・ 見ているうちに思った。『シカが迷惑というのは鉄道マンの勝手な考え。列車が走らない夜間は通してあげてはどうか』  ・・・
  」

ーとありました。

匹田さんが思ったことであって,50歳代の天声人語の筆者(論説委員)の意志で 「通してあげてはどうか」と書いたのかどうかわかりませんが,どちらにしても 「シカを通してあげる」には違和感があります。
「通してやってはどうか」 が普通の,敢えて言えば正しい日本語で,「何故,動物に謙譲語?」と,どうしても思ってしまいます。

9月21日に 文化庁が発表した 「平成27年度 『国語に関する世論調査』の結果について」 では 「植木に水をあげる」人は 「植木に水をやる」人より 辛うじて少ないようですが,動物には 「あげる」人のほうが多い世の中になっているのでしょうか。

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もうひとつ気になるのは,「鹿」 を 何故 「シカ」と書くのか? 敢えて読み難くする理由が不明です。
文中に 「鹿肉」があるので,「鹿」が 「新聞常用漢字」にないからでもないようです。

天声人語の筆者の世代(50歳代)への学校での日本語教育と,職場での日本語の使用基準がどんなものであった(ある)か,前期高齢者としては気になります。

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