見出しに見る「勘違い」(その233)
「崩壊した韓国経済の基礎体力,『廬武鉉弾劾』 当時より深刻」 2016/12/11 朝鮮日報・日本語版
‘韓国経済は現在、内憂外患の危機に直面している。経済状況は、廬武鉉 元大統領が弾劾された2004年とは比べ物にならないほど深刻だ。
廬武鉉政権2年目の04年,経済成長率は4.9%で,政府の今年の経済成長率予測値(2.8%)より2ポイント以上高かった。当時は,5%前後の高成長によってアジア通貨危機(1997年)のショックからある程度回復した段階だった。・・・
過去12年間で韓国経済の規模は非常に大きくなった。1人当たりの国内総生産(GDP)は2万7000ドルを超え,外貨準備高も04年(1990億ドル)の約2倍に当たる3720億ドルに達している。しかし経済の基礎体力は地に落ちている。経済成長の主力エンジンとなってきた輸出関連の大企業は,世界的な過剰供給と中国の追い上げによって崖っぷちに追い込まれている。一方,第4次産業革命時代をけん引するはずの未来成長産業は低迷を続けている。
・・・ 15-29歳の青年失業率が10%に迫るなど,雇用指標も悪化する一方だ。さらに,造船・鉄鋼・海運・石油化学・建設の5大脆弱産業の構造調整が始まり,いつ大量失業が発生するか分からない状況だ。
対外的には米国のトランプ体制発足に伴う保護貿易基調の高まり,中国との外交関係悪化などにより,輸出の見通しも実に不透明だ。さらに米国が金利を大幅に引き上げれば,外国人による投資金が流出し,新興国の金融不安再燃などによって韓国の金融市場も大きな影響を受ける可能性が高い。延世大学経済学部のキム・ジョンシク教授は「04年当時に比べ,国のリーダーシップの空白に伴うリスクははるかに高い」と指摘した。’とのことです。
通貨スワップを日本に頭を下げて依頼する余裕すらないようです。
「ベルリン五輪マラソン金メダリスト孫基禎の銅像,胸には日の丸ではなく太極旗」 2016/12/14 中央日報・日本語版
‘1936年ドイツ・ベルリン・オリンピックでマラソン決勝ラインを1位で通過する姿が彫られた孫基禎 選手の銅像が現地に設置された。胸には日の丸(日章旗)ではなく太極旗が彫られている。
12月12日,ドイツ駐在の韓国文化院はベルリン五輪のマラソンコースの近くにあるグロッケントゥルム(Glockenturm)通りで同像の除幕式を行った。孫基禎の外孫であるイ・ジュンスン孫基禎記念財団事務局長は 「韓国人・孫基禎として記憶されること,まさにこれが祖父の一生の念願だった」としながら「ベルリン競技場周辺に銅像を設置することでその念願を私がかなえて差し上げることができたようでとても感激だ」と話した。
これに先立ち,同財団は孫基禎の優勝70周年である2006年に銅像2体を製作して一つはソウルオリンピック主競技場に,もう一つはベルリン・オリンピアシュタディオンに設置しようとした。しかし,ドイツ当局との協議が難航したため これまでベルリン側の銅像は駐ドイツ大使館で保管してきた。最近になってスタジアムではなくその近くに設置することで合意にこぎつけた。2026年まで展示するものの,双方から異議がなければ5年ずつ自動延長する方式だ。
・・・ ’との報道です。
ドイツ当局が ベルリン・オリンピアシュタディオンへの設置を許可しなかった理由,すなわち歴史を変えることはできない,という意図が理解できてないようです。
1936年には 大韓帝国も大韓民国も存在しておらず,従って 国旗としての太極旗も存在していません。国旗(National Flag)は民族を象徴するものではなく,国家を象徴するものという原則は,如何に泣こうが 叫ぼうが,怒鳴ろうが変えられません。
事実を認めなければ未来はありません。
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