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2017年2月 4日 (土)

WEFによる「旅行・観光競争力」 ランキング

「世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)」が 2015年を基準に 141ヶ国を対象に「観光競争力」を評価した ‘The Travel & Tourism Competitiveness Report 2015’ を発表しています。
発表されたのがいつか定かではありませんが,2016年後半?

下図の,4つのサブインデックスに分けられる 14の Pillar の基づく TTCITravel & Tourism Competitiveness Index) で評価しています。

Tt_ci

Ttci_ranking_2015右表に TTCI に基づく 30位までのランキングを示しています。

日本は 9位です。
(因みに 2013年:14位,2011年:22位,2009年:25位,2008年:23位)

日本より上位の国はー
「スペイン」,「フランス」,「ドイツ」,「米国」,「英国」,「スイス」,「オーストラリア」,「イタリア」 で,何の疑問も 異議もない,納得の各国です。

(東)アジアでは日本が1位で,次いで 「シンガポール(11位)」,「香港(13位)」,「中国(17位)」,「マレーシア(25位)」,「韓国(29位)」 が30位内に入っています。

日本の TTCI,サブインデックス および ピラーの スコアとランキングを下表に示します。

Japan_ttci_rank日本のピラーのスコアと ‘Asia-Pacific’の平均ピラースコアを比較して下図に示します。

Figure_ttci14の Pillarの 30位までのランキング・リストを次に示します。

Pillar_1Pillar_2Pillar_3

Pillar_4Pillar_5Pillar_6

Pillar_7Pillar_8Pillar_9

Pillar_10Pillar_11Pillar_12

Pillar_13Pillar_14

日本が 30位に入ってない Pillar,すなわち日本のランキングを向上させるのにネックとなるのは次の3項目です。

B) T&T Policy and Enabling Conditions, composed of four pillars旅行・観光に関する政策と可能にする諸条件):
   8. Price Competitiveness(価格競争力)  119位
   9. Environmental sustainability(環境持続可能性)  53位

C) Infrastructure, composed of three pillars
(インフラストラクチャー):
  12. Tourist Service Infrastructure(観光サービスインフラ)  75位

これら 3Pillarの細項目(Subpillar)の‘スコア or 値’と ‘ランキング(141ヶ国中)’は次の通りです。

8price
(01)国際航空サービスにおける税コスト:82位
(02)高級ホテル代:36位
(03)‘purchasing power parity’(購買力平価):122位
(04)ガソリン代:126位

9environmental(03)旅行・観光業の持続的発展に向けての政府の戦略度:41位
(04)PM 2.5:96位
(06)取水率の低さ:93位
(07)哺乳類・鳥類・両生類の絶滅危惧種の割合:131位
(10)排他的経済水域における漁獲密集度:75位

12tourist_service(02)企業の上級幹部がビジネス旅行で訪問した際の,観光による旅行延長を勧める割合:129位
(03)7大主要レンタカー会社の密度:81位
(04)人口100万人あたりのVISAカード利用可能なATM数:73位

ランキングを上げるのに 有効な要素はありますが,難しそうです。

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