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2017年2月21日 (火)

Z世代の幸福度,国別で日本は?

Front_page英国に本部を置く非営利組織「バーキー財団」(VARKEY FOUNDATION)が 2017年1月に,「Z世代世界市民意識調査」(GENERATION Z : GLOBAL CITIZENSHIP SURVEY/WHAT THE WORLD’S YOUNG PEOPLE THINK AND FEEL)を発表しました。
これによれば,日本の若者は 「全てを勘案して今どのくらい幸せか,または,どのくらい不幸か」 という質問で28点,調査対象20ヶ国中で最下位でした。
幸福度が最も高かった国は インドネシア(90点)で,次いでナイジェリア(78点),イスラエル(73点),インド(72点)が後に続きました。

No_of_respondentsZ世代とは 西暦2,000年前後に生まれた世代で,この調査では 1995年から2001年の間に生まれた若者を対象にしています。

今回の調査は,左表に示すように,世界の15~21歳の若者 2万88人を対象に,昨年(2016年)9~10月に実施したもので,日本,中国,韓国,インド,インドネシア(以上アジア),イスラエル,トルコ(以上中東),英国,ドイツ,フランス,イタリア,ロシア(以上ヨーロッパ),ナイジェリア,南アフリカ共和国(以上アフリカ),米国,カナダ,ブラジル,アルゼンチン(以上アメリカ),オーストラリア,ニュージーランド(以上オセアニア)の20ヶ国で各国約1千人ずつが参加しました。

その結果から いくつかを紹介します。

Fig1_titleFig1_graph上図は ‘Happy’の % から ‘Unhappy’の % を引いた‘Net %’を‘Overall Happiness’として示しています。
日本の若者は 全調査国中,‘Happy’が最も少なく(45%),‘Unhappy’が最も多い(但し,韓国と同じで 17%)結果になっています。
興味深いのは 日本人の若者が,どちらとも答えてない割合(38%)が最多で,その他の国で どちらとも答えてない割合が 30%を超えるのは トルコ(32%),ロシア(32%),韓国(37%)の3国のみです。
Overall Happiness’が1位のインドネシアは どちらとも答えてない割合は わずか 6% という思い切りの良さです。
自分が ‘Happy’か ‘Unhappy’かが分らない/答えられない,もしくは どちらでもないというのは,日本の現状,もしくは 日本人の特性を示しているような気がします。

下図は 「自国が生きやすいところか,生きづらいところか」の質問に対する回答結果です。

Fig19_titleFig19_graph
日本の若者は 「生きやすい」:69%,「生きづらい」:5%,ネット・スコア:+64点で 調査国の平均:+53点 を上回っています。
「生きづらい」が 「生きやすい」を上回っているのは 唯一 韓国で ネット・スコア:-6点です。

下図は 「人生で最も心配を感じる要素 3つ」を挙げる質問への回答結果です。

Fig6_titleFig6_graph
日本の若者の人生での心配事はー
「お金(50%)」,「学業(36%)」,「健康(26%)」,「友人/同僚(26%)」が トップ4です。
日本の若者は ‘Happy’が少ないにも拘らず,具体的「心配事」が,他国に比べ少ない結果になっています。
韓国の若者の心配事は 「お金(66%)」,「学業(70%)」,「友人/同僚(31%)」が トップ3で,「お金」と「学業」を挙げた比率が 調査国で最高なのが特徴的です。

この結果(ここで紹介しなかった調査結果を含めて)を眺めていても 何故,日本の若者の幸福度が最低なのか理解できません。
どのような状態が幸福なのか,幸福な状態の定義?など,日本の若者は答えを迷っているのかも知れません。
紹介しなかった,日本人の ‘Religious Faith’(信仰)の重要性の低さ(3%)が関係している可能性もあります。(と,言っても ドイツ,英国,フランスも同程度の低さですがー)

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