3足目の 「チロリアン・シューズ」は 国産。
無職になって4年目,黒革靴を履くことがなくなって,履く靴は Clarks の 「デザート・ブーツ」と 「チロリアン・シューズ」に限られています。
チロリアン・シューズは 2足持っており,それなりの期間 履いていますが,どうも サイズ的気に入らないところがあって3足目を購入しました。
1足目は 2008年に購入した 「パラブーツ(Paraboot)のミカエル(MICHAEL)」(仏),2足目は 2011年に購入した 「ドロミテ(Dolomite)のコルチナ(Cortina)」(伊)です。
今回 購入したチロリアン・シューズは 安藤製靴(株)の‘OR1 BORDEAUX(ボルドー)’です。
2014年1月から3年半弱の無職生活で購入した靴は 去年(2016年)の Clarksのデザート・ブーツ(Cola Suede,この数年,日本で発売してない)に次いで2足目です。
安藤製靴(株)は本社が東京都墨田区錦糸町にあり,営業所/直営店(ORIGIN)も同所にあって,商品内容は「皮革製高山用重登山靴,軽登山靴,アウトドアシューズ,オン・オフロードシューズ,ワークブーツ,ウェディングシューズ等用途別専用シューズ等」とあります。
三浦雄一郎氏や故植村
そう思うと,チロリアン・シューズと言えども 無職の前期高齢者が散歩に履くのは 恐れ多いかも知れません。
安藤製靴は,どこにも製品を卸しておらず,手に入れるためには ネットで注文するか,直営店に行くしかありません。今回,直営店(ORIGIN)行って 実際に履いてみて買いました。
但し,その目的のみで広島から東京に出掛けたわけではありません。
ここで注意を要したのは 直営店(ORIGIN)の営業日が 火,木,土 の週3日,営業時間が 15時から18時までの3時間,1週間のうち営業時間合計が 9時間しかないことです。
土曜日の14時半頃,品川に着き,新橋で降りて汐留のホテルに 15時ちょっと前にチェック・イン,少し休んで 錦糸町に出かけました。
思えば 「パラブーツのミカエル」も 南青山のパラブーツ直営店に買いに行きました。(この時は,関東在住。)
甲革は イタリア,VESTA社のオイルド・レザー 2.5mm厚 「ケベック」を使用しているとのことですが,その詳細は分りません。
色は名前のとおり 紫がかったワイン色です。
底は,Vibram の ‘1147 Roccia Block’です。
ブランド名として ‘FUNCTION PULSE’と 箱にプリントしています。
「パラブーツのミカエル」(右)と並べると かなり濃い茶色です。
安藤製靴の靴は 標準的なプロポーションの靴より 幅が広めとの説明がありましたが,「ミカエル」と比べると それほど感じません。
ソールを比べると ほとんど同じパターンに見えます。
右のパラブーツのソールは購入後 4年経った2012年に,メーカー純正のゴム底から Vibram の‘1136 Roccia Block(ロッチャー・ブロック)’(おそらく)に貼り換えています。
ヒールを比べると,左の 安藤製靴 ‘OR1’の ‘1147 Roccia Block’の方がやや高いようです。
安藤さんの話では ‘1147 Roccia Block’は特注とのことでした。
いずれも 登山靴で適用される,防水/防寒性に優れた‘Norwegian welted’製法で 甲皮(アッパー),ウェルト,本底(アウトソール)が L字型に縫い合わされています。
‘Norwegian welted’の日本語表記としては,何故か 「ノルウィージャン・ウェルテッド」が多いようですが,安藤製靴のホームページでは素直に 「ノルウェージャン・ウェルト」と書いています。
ぼつぼつ慣らしましょう。
因みに 値段は 「パラブーツ・ミカエルの値段」から 「広島-東京間・新幹線往復運賃」を引いた程度でした。
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