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2017年5月17日 (水)

3足目の 「チロリアン・シューズ」は 国産。

無職になって4年目,黒革靴を履くことがなくなって,履く靴は Clarks の 「デザート・ブーツ」と 「チロリアン・シューズ」に限られています。

チロリアン・シューズは 2足持っており,それなりの期間 履いていますが,どうも サイズ的気に入らないところがあって3足目を購入しました。

1足目は 2008年に購入した 「パラブーツ(Paraboot)のミカエル(MICHAEL)」(仏),2足目は 2011年に購入した 「ドロミテ(Dolomite)のコルチナ(Cortina)」(伊)です。

今回 購入したチロリアン・シューズは 安藤製靴(株)の‘OR1 BORDEAUX(ボルドー)’です。
2014年1月から3年半弱の無職生活で購入した靴は 去年(2016年)の Clarksのデザート・ブーツ(Cola Suede,この数年,日本で発売してない)に次いで2足目です。

安藤製靴(株)は本社が東京都墨田区錦糸町にあり,営業所/直営店(ORIGIN)も同所にあって,商品内容は「皮革製高山用重登山靴,軽登山靴,アウトドアシューズ,オン・オフロードシューズ,ワークブーツ,ウェディングシューズ等用途別専用シューズ等」とあります。
三浦雄一郎氏や故植村直己氏も愛用している(した)靴のメーカーだそうです。
そう思うと,チロリアン・シューズと言えども 無職の前期高齢者が散歩に履くのは 恐れ多いかも知れません。

安藤製靴は,どこにも製品を卸しておらず,手に入れるためには ネットで注文するか,直営店に行くしかありません。今回,直営店(ORIGIN)行って 実際に履いてみて買いました。
但し,その目的のみで広島から東京に出掛けたわけではありません。
ここで注意を要したのは 直営店(ORIGIN)の営業日が 火,木,土 の週3日,営業時間が 15時から18時までの3時間,1週間のうち営業時間合計が 9時間しかないことです。
土曜日の14時半頃,品川に着き,新橋で降りて汐留のホテルに 15時ちょっと前にチェック・イン,少し休んで 錦糸町に出かけました。

思えば 「パラブーツのミカエル」も 南青山のパラブーツ直営店に買いに行きました。(この時は,関東在住。)

Img_2220Img_2224

Img_2218甲革は イタリア,VESTA社のオイルド・レザー  2.5mm厚 「ケベック」を使用しているとのことですが,その詳細は分りません。

色は名前のとおり 紫がかったワイン色です。

底は,Vibram の ‘1147 Roccia Block’です。

ブランド名として ‘FUNCTION PULSE’と 箱にプリントしています。

Img_2226 「パラブーツのミカエル」(右)と並べると かなり濃い茶色です。

安藤製靴の靴は 標準的なプロポーションの靴より 幅が広めとの説明がありましたが,「ミカエル」と比べると それほど感じません。

Img_2231_2ソールを比べると ほとんど同じパターンに見えます。

右のパラブーツのソールは購入後 4年経った2012年に,メーカ純正のゴム底から Vibram の‘1136 Roccia Block(ロッチャー・ブロック)’(おそらく)に貼り換えています。

Img_2236ヒールを比べると,左の 安藤製靴 ‘OR1’の ‘1147 Roccia Block’の方がやや高いようです。
安藤さんの話では ‘1147 Roccia Block’は特注とのことでした。

いずれも 登山靴で適用される,防水/防寒性に優れた‘Norwegian welted’製法で 甲皮(アッパー),ウェルト,本底(アウトソール)が L字型に縫い合わされています。

Img_2264‘Norwegian welted’の日本語表記としては,何故か 「ノルウィージャン・ウェルテッド」が多いようですが,安藤製靴のホームページでは素直に 「ノルウェージャン・ウェルト」と書いています。

ぼつぼつ慣らしましょう。
因みに 値段は 「パラブーツ・ミカエルの値段」から 「広島-東京間・新幹線往復運賃」を引いた程度でした。

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