「キング・アーサー」を観た。
『キング・アーサー』(‘King Arthur: Legend of the Sword’,2017)を観ました。
「アーサー王」をテーマにした映画は 過去20本近く(以上?)制作されているようですが,最近 観た記憶があるのは クライヴ・オーウェン(‘Clive Owen’,1964 ~ )が主演した 『キング・アーサー』(‘King Arthur’,2004)です。
「アーサー王」は 実在したかどうか分らない伝説上の人物のため,その解釈・描き方も色々あって映画にし易いようです。
本作は 文字通り ‘epic fantasy film’(叙事詩的ファンタジー映画)で,魔法使いや,とても実在する(した)とは考えられない巨大な城(要塞)や,本物の象の,長さ比で10倍以上ありそうな巨大な戦闘象が登場する,ファンタジー色が強いものでした。
アーサー王を演じたのは英国人俳優 チャーリー・ハナム(‘Charlie Hunnam’,1980 ~ ),「パシフィック・リム」(‘Pacific Rim’,2013)で,海底から出現した巨大怪獣を迎撃する巨人兵器 「イェーガー」のパイロットを演じていました。
古代イングランドが舞台で,キャメロット城,エクスカリバー聖剣伝説,円卓の騎士団というアーサー王伝説の要素を抑えていましたが 今まで観たアーサー王映画と比べるとかなり型破りのファンタジー・アクションと呼ぶべき映画で,前期高齢者としては 相当 くたびれました。
ウィークデイ昼前からの第1回目上映の客層は ほとんど私と変わらない,あるいは私以上のほぼ高齢者でしたが 充分理解できたのかと余計な心配をしました。
今作で アーサーは,赤ん坊のとき 命を助けるため小舟に乗せられて川を流れて着いた ロンドニウム(Londinium:旧ロンドン)で 売春婦たちに拾われ,そこで育ち,王である父親に謀反を起こして王の座を奪った,悪魔と契約した叔父のヴォーティガン(Vortigern)を討って 聖剣エクスカリバーをかざして 新しい王になります。
この映画は 計画されている 6本シリーズの第一作目とされている( 英文 Wikipedia に ‘It is the intended first installment of a planned six film series.’とある。)ようで,二作目以降がどう展開するとしても,観るかどうか,迷うところです。
TV CMの 下品なのも気になります。
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