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2017年11月 1日 (水)

鉄道でしか行けない秘境の駅?

NHK BSプレミアム 10月20日放送 「美の壺」 File 427 『北海道の駅』で,いくつかの駅が紹介された中に,不思議な ‘秘境の駅’がありました。

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室蘭本線の 「小幌駅」です。

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「トンネルと トンネルに挟まれて 駅に来る道がなく,列車に乗って来るしかない。」 とナビゲーターは語っています。

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トンネル間が約80m しかないこの場所に駅が開設されたのは昭和18年で,付近にはかつては 7,8軒の民家があって,生活には欠かせない駅でしたが,住む人がいなくなって40年以上経つそうです。

さらにナレーションはー
駅から続く山道を5分ほど降りると 穏やかな湾があり,浜辺にはかつて人が住んでいたことを忍ばせる防波堤がある・・・ と流れました。

この駅の紹介は,ほぼ以上でしたが 納得できない説明で,話が矛盾している感がありました。

そもそも駅は 人が住んでいる場所に作るもので,例外として不動産業などを兼業する私鉄が住宅地や遊園地を造って,駅を同時に開設する,というのがあっても 当時の国鉄が人が住んでないこの場所に駅を作るとは考えられません。

そもそも駅が先か,民家が先か,と考えるとー
列車でしか行けない場所ならば,駅がなければ人は住めません。家が建てられません。
車で行ける道はないが,人がやっと通れるけもの道のような道があり,家を建てる材料は船で海岸に運んだ可能性がないとも言えませんが・・・。
とにかく,人が住んでない場所に駅を作る理由が想像できません。
NHKの放送では この疑問を残したまま終わりました。

気持ちが悪いので,ネットで調べると,次のことが分りました。

・元々は列車がすれ違う信号所として開設され,人の乗降無し。
・やがて 仮乗降場となり,JR発足時,駅に昇格した。
・「日本一の秘境駅」と言われ 2015年に廃止が伝えられると,別れを惜しむ人々がこの駅に殺到して 2018年3月までの存続となった。

結局,信号所が開設されたときに 職員が住み始めた,ということなら納得できますが,それが真相でしょうか?

写真では同じような古さのトンネルが二つあって 複線のようなので,単線の「すれ違い」ではなさそうです。
一方の線路が複線になっています。
しかし,トンネル間が 80m なら ギリギリでも 客車3両(+機関車)編成しか待機できそうにありませんが,昔から最大3両編成だったのでしょうか?

‘秘境の駅’というより,‘謎の駅’でした。

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