見出しに見る「勘違い」(その323)
「駐日韓国大使,天皇訪韓について 『韓日関係に大きく寄与するだろう』」 2017/10/26 中央日報・日本語版
‘李洙勲 駐日韓国大使が赴任を控え,記者団を交えた懇談会の席で天皇の訪韓について肯定的に評価した。
10月25日,李洙勲大使は明仁天皇の訪韓に関して「韓日関係の改善に大きく寄与するだろう」としながら 「必ずそうなってほしいという願いがある」と述べた。
続いて 「天皇訪韓問題は,天皇が日本を象徴的に代表する方なので指導者と言えるが,そのような方が韓国を訪問すれば韓日関係を雪解けのように溶かすことに大きく寄与していただけるのではないか」と付け加えた。
また 「私が日本に行き,そのような良いことが起こるような政治的環境と雰囲気づくりに努力しようかなと思う」と述べた。
一方,文大統領の年内の訪日に関しては 「大統領に会って 『日本に来るべきです』と申し上げたところ,大統領は 『何か日本に行けない理由でもあるだろうか。いつでも行けるとも』 と答えた」 と伝えた。
李大使は今月31日,東京に赴任する予定だ。’とのことです。
その前にすることがあることを忘れてはいけません。
「日本大使館前などの慰安婦像」,「親日法」,「反日教育」,「竹島不法占拠(日本領土侵略)」,「東海主張(拡散運動)」 など,日韓関係を阻害する事柄を放置 もしくは 推進する状態での天皇陛下訪韓はあり得ないことが理解できない能天気な大使のようで先が思いやられます。
「『ユネスコ,慰安婦資料の登録判断を見送り』…日本のロビーの成果?」 2017/10/27 中央日報・日本語版
‘韓国と中国の市民団体が推進している旧日本軍慰安婦資料の世界の記憶(記憶遺産)登録に関してユネスコが判断を見送る可能性があると把握された。NHKはユネスコの国際諮問委員会(IAC)関係者を引用して 「世界の記憶の新規登録を審査中であるIACが慰安婦資料について,登録するかどうかの判断を見送った」とし 「最終的にはユネスコのイリナ・ポコバ事務局長が判断するが,専門家の意見を受けて登録を見送る公算が強くなっている」と 10月27日,報じた。
報道によると,10月26日,パリで IAC非公開会議が開かれて韓中の市民団体が申請した慰安婦資料2件を審査したが,関係国間議論が必要だという理由で登録の推薦が見送られた。
これに先立ち,日本政府はユネスコ側に「(慰安婦資料の登録が)政治的に利用されている」と主張しながら改善を要請した。今月開かれたユネスコの執行委員会はこれを受け入れ,各国が事業を進めるに当たって「対話の原則」の下で政治的な緊張を避けるということで合意した。
2015年10月,中国が申請した南京大虐殺をめぐる資料がユネスコ世界の記憶に登録された時も日本は抵抗する反応を見せた。・・・
ユネスコが慰安婦資料の判断を見送ったことに関連して日本政府が行った水面下でのロビーの結果だと見る見方もある。日本の最も強力な武器はユネスコ分担金だ。現在,日本は米国の次に分担金を多く出している国だが,米トランプ政府がユネスコからの脱退を宣言して日本の影響力がより一層高まるほかない状況だ。・・・ ’とのことです。
ユネスコ最大のスポンサーの意向を忖度せずしてどうします ーというのは冗談にしても,「審査を公正に,歴史評価を厳密に,政治的意図を排除」と,分担金の多寡に拘らない,当然の要求の,当然の結果として受け入れましょう。
まだまだ 世の中の理屈が分らない人たちです。
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