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2017年12月11日 (月)

“Khakis” と “Chinos”,日本では 「チノパン」。

英語で “Khakis” と言えば  “Khaki Pants” であり,“Chinos” と言えば  “Chino Pants” です。
日本では いずれも 「チノパン」であり,(主に)綾織り綿を素材とする 「コットン・パンツ」に対応します。

米国では この二つは異なるようでー

  ‘What’s the Difference Between Khakis and Chinos?’
  ‘Chinos vs Khakis - Difference and Comparison ’

など その違いを説明しているサイトがあります。

つまり,米国人にとって  “Khakis” と “Chinos” の違いが明確ではなく,混同している人が多いということのようです。

言葉の定義は,その単数形でー

Khaki” は 「色」であり,Wikipedia では次のように説明しています。
   ・“light shade of yellow-brown”(薄い黄茶色 又は 黄褐色)
   ・語源:ペルシャ語の「土埃」→ ヒンディー語の「土埃色」
   ・英語で色として使われるようになったのは 19世紀半ばから。インド駐留の英国軍が白の軍服を土染めした色。
    (*日本での 「カーキ色」の定義は曖昧で,「緑がかった茶色」のことを言う人もいるが,JISの定義は 英語の “Khaki” と同じ。)

Chino” は 「布(fablic)」であり,次のように定義されます。
   ・元々は 100% 綿のTwill(綾織) Fablic
   ・19世紀半ば,英仏の軍服用に開発された。
   ・19世紀末,フィリピン領有をめぐる米西戦争から米兵が穿いて帰還して以降,パンツの生地として有名になった。
   ・元々 この布は中国で作られ,その布で作られたパンツをスペイン語で ‘pantalones chinos (Chinese pants)’と呼ばれていたのが 英語では簡単に ‘chinos’となった。

この二つの単語それぞれに “” が付くと パンツを示します。
では “Khakis” と “Chinos” の違いは何か?
米国のサイトから拾ってみました。

  ・“Chinos” は “Khakis” よりフォーマル/ドレッシーである。
  ・“Khakis” の縫い目(stitching)は目立ち,“Chinos”は隠されている。
  ・“Chinos” は多くの場合,軽い100% コットン あるいは綿混紡生地であるのに対し, “Khakis” は 多くの場合,重い 100% コットンの綾織(twill)生地で作られる。
  ・“Khakis” と比べ, “Chinos” では庭仕事をしたくない。
  ・“Chinos” は “Khakis” に比べ 細身である。
  ・“Khakis” を “Chinos” と呼べないが, “Chinos” は “Khakis”に含まれる。

定量的区別は やや難しく,例えば “Chinos”の‘Lightweight’と,“Khakis”の ‘Heavyweight’の境が 何oz なのかの定量的定義はありません。

日本では,オリーブ・グリーン色の綿パンツを 「カーキパンツ」と言う場合があるようですが これは,ここでの “Khakis” とは無関係です。

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