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2017年12月 6日 (水)

最近 気になる 「距離感が近い」 という言い方。

いつからか,「親子関係のちょうどいい距離感」,「距離感が近い」,「適度な距離感が大切」,「他人との距離感の取り方」 など,「距離」に,必要と思われない「感」を付けているのを聞いたり,見たりすることが多くなって,違和感があります。

「距離が近い」はあっても, 「距離感」は近かったり,遠かったりしないし,「適度な距離」があっても 「適度な距離感」や 「不適当な距離感」はないでしょう。

「距離感」の定義はー

   ・対象までの距離を把握する感覚。
   ・相手に対して,心の隔たりがあると思う気持ち。
    (対象との間にある時間的,心理的な隔たりの空間を認識する能力。)

であって,距離,空間に対する 「感覚」,「気持ち」,「能力」 などで,修飾語 あるいは 述語として相応しいのは 「有無」,「優劣」,「強弱」,「大小」,「鋭鈍」 などに関係する言葉であって 「遠近」は合いません。

「二人の距離感が近い」を 「対象までの距離を把握する(二人の)感覚が近い(似ている)」の意味で言う場合も無しとは言えませんが,そう解釈できるシテュエーションで言われた例を知りません。

又,物理的距離ではなく,心理的 あるいは精神的距離の意味で 「距離感」を使うのも誤りで,正しくは 「心理的な距離」というべきです。

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