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2018年2月 3日 (土)

11回目の冬の ダッフル・コート

0022007年秋に買った ダッフル・コートが11年目の冬を迎えました。
「ダッフル・コートは還暦を過ぎて 良く似合う。」と勝手に決めて 還暦一年前に買ったものです。
去年の冬は 一度も着ませんでした。
今年は 寒い日があるので出しました。

英国海軍用を民生品として売り出した ‘Gloverall’の,軍用の復刻版と言われ,デザイン・ディテイルを引き継いでいる,換言すれば 最も野暮ったい ‘Duffle Coat / Monty 575-52’です。
(‘Monty’でも ‘585-52’という日本人向けの細身があるようですが,Gloverall のホームページには存在せず,詳細はわかりません。ダッフル・コートは 袖を折り返してでもオーバー・サイズで着るモノと思っています。)
同じように見えても 女子高校生が着ているものとは やや違うのです。

一見して分る軍用デザインとしての特徴は,出し入れがし易い 「フラップのない大型のパッチ・ポケット」 と,脚さばきの自由度を考慮した 上部のみの「3ヶ所の留め具」,そして「膝丈」です。

色は ‘Camel’が本格的ですが,タン・カラーのチノパンを合わせることが多いと考え,敢えて ‘Navy’を選んでいます。

材質は 裏地なしの ‘Boiled Wool’(Wool:90%,Polyamid〔ナイロン〕:10%)です。(最近は 80% - 20% ?,かつては 100% Wool

大戦中のモデルを継承する詳細デザインの特徴はー

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白木のトグル(Unvarnished Wooden Toggle)を 麻紐(Hemp Rope)のループに留めます。
(ここから 米国では ‘Toggle Coat’と呼ばれることもあるらしいー。)
ソフィスティケイトされた現代のダッフルコートは,「水牛の角/プラスティック」のトグルに 「皮革」のループが ほとんどです。

打ち合わせを留める 一対の 「スナップ」が付いています。
麻紐ループに過大な力が働かないように,あるいは トグルを使わなくても 打ち合わせが開かないように配慮したものですが,恐らく 軍用モデルにはなかったと推測します。
これは常に使います。

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左右前身頃下部の ‘Leg Strap’と,‘Brand Tag’です。
Leg Strap’は,留め具が 歩き易さを考慮して下の方にはないので,風による 前身頃の 「捲れ/バタつき」を防ぐ目的で,脚を通しておくものです。
一度も使ったことはありません。
この ストラップに使っている布テープは 強度を要する部分の裏補強に使われています。

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フード端の下部左右に四つずつのスナップが付いています。
Press Stud Adjuster’で,最下部(右上写真の右側)が凸で,他の3つは 凹 です。

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009b風が強い時,被ったフードの脇から風が入らないように フードの周囲を狭めるために使います。いわば フードの ‘Drawstring’の役割をするアジャスターです。
これが付いているのは この ‘Monty’を除いて知りません。
左の写真は 映画 「第三の男」での トレヴァー・ハワード演じる,イギリス軍キャロウェイ少佐の後姿で フードに‘Press Stud Adjuster’が付いているのが見えます。

007Chin/Neck Strap’は 片側固定の ボタン2つ留めです。

あと 10年,重さ(単位布重さ 34oz/yard^2?)に耐える体力があれば着られるでしょう。

因みに 家人が着ているのは ‘Gloverall’ですが,Children(13歳ー158cm)用なので ‘Monty’ではありません。

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