「おくすり手帳」は 何故 「薬手帳」ではないのだろう。
処方箋で薬を買うとき 必ず or ほぼいつも 薬剤師に 「『おくすり手帳』 持っていますか?」と訊かれます。これを聞くと 恥ずかしくなります。
「『お薬手帳』は家にあります。」とは とても言えません。
何年か前に 初めて 「おくすり手帳ありますか?」と薬剤師に訊かれた時は 馬鹿にされているのではないかと思ったほどです。
何故 「薬手帳」,あるいは 正確に 「処方医薬品個人管理手帳」(略称・「薬管理帳」)ではなく, 「おくすり手帳」 あるいは 「お薬手帳」なのでしょう。
「薬手帳」に 「お」を付けて 「お薬手帳」と言うのなら 個人の問題なので構いませんが, 「お薬手帳」と印刷されているとあっては その感覚が理解できません。
Wikipedia にも,印刷されたそのままに 「お薬手帳」のタイトルで説明されています。
これは 例えば 「はがき」 に 「おはがき」 と印刷されているようなもので 違和感があります。
この命名のセンスは どこから来るものでしょう。
これに違和感を持たない日本人が増えているのは,犬を 「ワンコ」,猫を 「ニャンコ」 と 大人に対しても言う大人が増えているのと同じで,言葉の幼児化傾向なのでしょうか。
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コメント
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まったく同感です。なんか悲しいニッポンです。
ありがとうございました。
投稿: 通りすがり | 2020年3月 2日 (月) 11時46分