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2018年3月22日 (木)

“Open-Container Laws” とは?

米国に “Open-Container Laws” という名前の法律があります。
米国で生活したことがない日本人で,これが何に関する法律(群)なのか分るのは,かなり出来る方です。

この名前だけでは 何に関する法律なのか分らないのが普通です。

これが アルコール飲料に関する法律だと分って,かつ,米国では パブリック・スペースでの飲酒ができない(場所が多い)ことを知っている人は,“container” がアルコール飲料を入れた容器であって,“Open-Container” が 「封を切った酒」であることを察することができるかも知れません。

container” は 「入れ物」,「容器」であって,日本人が かたかなで 連想する「コンテナ」ではないのです。

英文Wikipedia の ‘United States open-container laws’には 前書きで次のように説明しています。

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米国では,オープン・コンテナ法により,特定のエリアでのアルコール容器の開封状態での保有や,アルコール飲料の積極的な消費は規制または禁止されている。

この文脈における “Public space”は,歩道,公園,乗り物などの公共の場所を指す。

バー,レストラン,スタジアムなど,一般に公開されている名目上のプライベート・スペースは含まれない。

これらの法律の目的は,公共の場所での酩酊(intoxication),特に酒酔い状態で車を運転する危険行為を制限することである。オープン・コンテナ法は,連邦法ではなく,州法であり,州ごとに異なっている。

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そして本文では次のように書いています。
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Open containers in public
公衆の面前での開封アルコール飲料

米国の州や地方(localities)の大部分は,路上などの公共の場でアルコールの開封容器を持つことと,消費することを禁止しているが,24州ではアルコールの公共消費(public consumption)に関する法律はない。

しかし,「公共の場」の定義は必ずしも明確ではない。カリフォルニア州は,それを明文化(on the books)しているという点で独特だが,法律のない州と同様に,州法は「市と郡,および市と郡が条例(ordinance)を制定した(enact地域」にのみ適用される。

開封アルコール(open container)の規制は必ずしも厳格に(rigorously)施行されているわけではなく,開封されたアルコール飲料は,一般に公開されている,名目上のプライベートなイベントでは,実際に法的に許可されることがある。これは,特に ダウンタウン地区や休日中やスポーツ・イベントに当てはまる。

Open containers in vehicles
車内での開封されたアルコール飲料

連邦交通局のTEA-21規則を遵守するために,州の自動車用開封アルコール飲料法(motor vehicle open container laws)は 以下でなくてなならない。

   ・開いたアルコール飲料容器の保有と,自動車内のアルコール飲料の消費を禁止すること。

   ・車内で運転者と同乗者が容易に手にすることができる,ロックされていないグローブ・ボックス(glove compartment)や,他の場所を含むすべての車内をカバーすること。

   ・全ての開封されたアルコール飲料用の容器と,ビール,ワイン,0.5%以上のアルコール分を含むスピリッツを含むすべてのアルコール飲料に適用すること。

   ・主に営業(compensation)用に 人々を輸送するために設計,保守または使用される車両(バス,タクシー,リムジンなど),あるいは モーター・ホームの居住区域にいる人を除くすべての車両乗員に適用すること。

   ・一般道路 もしくは 一般道路の右車線(すなわち路肩)上の全ての車両に適用すること。

現在,39州と コロンビア特別区が準拠している。アラスカ州,ルイジアナ州,テネシー州,ワイオミング州では,車内での 開封したアルコール飲料の保有への同様の制限があるが,TEA-21に準拠したレベルではない。

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米国の道路や公園を,栓を開けた酒の瓶や缶を持って歩いてはいけません,「開けているだけで 飲んでない」という言い訳は通じません。 Open-Container Laws”ですから。

花見の季節,公園で酒宴が繰り広げられる日本の風景から ちょっと考えてみました。

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