「メイズ・ランナー:最期の迷宮」を観た。
『メイズ・ランナー: 最期の迷宮』(‘Maze Runner: The Death Cure’,2018)を観ました。
2015年6月に観た 「メイズ・ランナー」(‘The Maze Runner’,2014),
2015年10月に観た 「メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮」(‘Maze Runner: The Scorch Trials’,2015)
ー の3部作完結編(?)です。
2作目は,1作目と同じ 2015年に公開され,1作目の印象があるので 「メイズ・ランナー2:・・・ 」で “2” が付いていましたが,今回の3作目は 2作目から 3年近く経って 印象が薄くなり,私もストーリーを覚えてないくらいなので,まるで 独立した作品のように “3” は付けられていません。
前作2本を観た人は “3” が無くても観るだろうし,前作の2本を観てないない人は “3” があると敬遠するだろうとの配給会社の意図が伺えます。,
原作は ジェームズ・ダシュナー(‘James Dashner’,1972~ )の小説で,‘The Maze Runner’ シリーズとしては 次の5作品があるようですが,日本語の出版は 3作までで,4,5作は翻訳されていません。
①‘The Maze Runner’ (2009) (「メイズ・ランナー」,2015)
②‘The Scorch Trials’ (2010) (「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」,2015)
③‘The Death Cure’ (2011) (「メイズ・ランナー3 最期の迷宮」,2018)
④‘The Kill Order’ (2012) (①の13年前の設定)
⑤‘The Fever Code’ (2016) (④と①の間の設定)
*先月出版された翻訳版の3作目には “3” が付いています。
1作目を,巨大な迷路と記憶を消された少年達の謎,と紹介され,予想を超える謎を期待して観て,全ての謎が解けないまま終わってしまったので,2作目を観ざるを得ず,よく分らないまま ついでに 3作目を観てしまった,というところです。
物語はー
世界を破滅寸前の状態に陥れている ‘Flare virus’(フレア・ウィルス: 感染すると ‘Crank’と呼ばれるゾンビになる)に対する予防,撲滅の方法を研究している WCKD(World In Catastrophe: Killzone Experiment Department,世界災害対策本部)組織に対する,彼等に捕まって研究材料(血清製造)にされる,フレア・ウィルスの抗体を持っている ‘Glader’と呼ばれる少年たちを救おうとする 仲間の‘Glader’および 抵抗組織 ‘The Right Arm’の闘い - と単純です。
冒頭の,‘The Right Arm’が,‘Glader’を運ぶ WCKD の列車を襲うシーンはよくできていました。
それにしても この物語のテーマとなる 「Maze(迷路)」が,少年たちへの試練,チェックの目的のみの構造だとするとコストをかけ過ぎ,荒唐無稽すぎます。
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