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2018年8月30日 (木)

素材名が品物名に ・・・

最近,鼻孔にプラスティックのストローが突き刺さった海亀が見つかり,そのストローを引き抜くシーンがTVで紹介されると共に,プラスティックによる海洋汚染がクローズ・アップされています。

「スターバックス」や 「ガスト」は 2020年までに プラスティック・ストローの廃止を表明しました。
海洋汚染のプラスティックに占めるストローの割合は どのくらいで,その効果は? と思わないことはありませんが,方向としてはよいことでしょう。
ストローの材質を紙にする案もあるようです。

しかし,ストローを本物のストロー(‘straw’,麦わら)に戻す,なんて話は経済的に成立しないでしょうからありません。
団塊世代の私の小学校低学年(1950年代後半)までは ストローは 文字通りストロー(麦わら)しかありませんでした。そのころまで,日本では 稲の裏作として麦が作られていたので,製品にするのは手間でしょうが 材料は豊富にあったということでしょう。

このストローのように 元々の材質名が,材質の変更有無を問わず,品物名などになっているものにどんなものがあるのか 挙げてみました。(日本語に限らず 英語でー)

〇銅  “copper”   ・銅貨
                         ・<俗>警官(制服のボタン 又は バッジが銅製)→ “cop
                           → ・・・ と一般に言われているが,これは誤り。
   *‘In British English, the term cop is recorded (Shorter Oxford Dictionary) in the sense of  'to capture' from 1704, derived from the Latin capere via the Old French caper.
ー と英文 Wikipedia にあり,元々は “cop” に 「捕らえる」の意味がある,としています。

〇ガラス “glass”  ・グラス (材質を問わず - 例えば 「錫のグラス」)
                         ・(複数で)眼鏡
                         ・<俗>バスケット・ボールの バック・ボード

〇紙 “paper”  ・新聞
                     ・書類
                     ・研究論文
                     ・<俗>無料入場券

〇木材 “wood” ・ゴルフクラブ
                      ・酒樽

〇鉄 “iron”  ・ゴルフクラブ
                  ・アイロン
                  ・手枷,足枷
                  ・<俗>お金

〇一匹分の羊毛 “fleece” ・フリース(合成繊維)

〇錫 “tin”  ・(英)缶 (=(米) “can”)   

〇粘板岩 “slate”  ・過去の記録   

〇大理石 “marble”  ・おはじき,ビー玉

〇絹 “silk”  ・(英)弁護士(絹製の法服着用から)

思いつくまま,挙げてみました。

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