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2018年8月17日 (金)

「ネイヴィー・ブレザー」 の歴史,特に 名前の由来は?

ブレザー(ジャケット)の名前の由来について,日本では(?) 「英国の大学対抗ボート競技会で ケンブリッジ大学の学生が着ていた赤い色のジャケットが 対岸から 『炎(blaze)』のように見えた」ことから,というのが常識になっている(?)ようですが,別の説を加えて Brooks Brothers の英文ホームページの ‘Magazine’に “True Blue:  A History of the Navy Blazer”(真の青:ネイヴィー・ブレザーの歴史)の項がありました。

拙訳と共に転載します。

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The blazer has always had a distinctly nautical flare. The origins of the name are lost to history, but each (perhaps apocryphal) tale is inexorably tied to the water.
ブレザーは,常に 疑いようもなく 海に関係するフレアを持っている。名前の由来は歴史の中に失われているが,それぞれの(恐らく作り話の)物語は厳然と水に結びついている。

Some of the more fanciful stories involve the crew of the HMS Blazer and take place in the years before the British Royal Navy standardized its uniforms in the mid-1800s.
より空想的な物語の中には,HMS(英国海軍の軍艦)ブレザー号の乗組員を含むものがあり,1800年代半ばに英国海軍が制服を標準化する数年前の話もある。

One states that, during a review of the Blazer not long after taking ascending to the throne in 1837, a young Queen Victoria was so thoroughly taken by the sight of the crew in their dapper dark blue coats that she declared on the spot that the style would henceforth be known as a blazer.
若いビクトリア女王が,1837年に王位について まもなく,ブレザー号を観閲したとき,粋な暗い青色のコートを着た乗組員が目に付き,その場で このスタイルはこれ以後 ブレザーとして知られるだろうと宣言した,とある人は述べている。

・・・

The origin story that holds the most water traces the name to the bright—or blazing—red jackets worn by the members of a rowing club at St. John’s College, Cambridge, England.
最も多くの,水に関する起源の物語は,英国ケンブリッジのセント・ジョンズ・カレッジのボート・クラブのメンバーが着用していた明るい,又は 炎のように(blazig)赤いジャケットの名前だとする。

The jackets were worn to identify members of the club while they competed in regattas—like a predecessor to the sports jersey of the modern era.
このジャケットは,現代のスポーツ・ジャージーの前身のように,レガッタの競争時にクラブのメンバーを区別するために着用されていた。

The practice caught on, first at other Cambridge colleges, then spreading farther afield and birthing what we now know as the rowing blazer.
ケンブリッジの他のカレッジで最初に認められた習慣は,さらに遠くにまで,私たちが現在‘rowing blazer’として知っているものを生み出した。

The style is characterized by eye-catching colors, sharp stripes and contrast trim—often in grosgrain for a textural twist—at the edges. While some rowing blazers still serve their intended purpose, warming and identifying rowers at regattas, the style is also firmly entrenched in the wardrobes of the sartorially savvy.
のスタイルは目を引く色,シャープなストライプ,コントラストのある - しばしば 繊維を捩じったグロスグランによるエッジへのー トリムが特徴である。いくつかの‘rowing blazer’が,依然,レガッタの漕ぎ手を温め かつ 識別する,意図した目的がある一方,このスタイルは,衣服に関して知られたワードローブでしっかりと確立されている。

By the time the blazer reached American soil and was wholeheartedly embraced by Brooks Brothers in the 1930s, this iconic design had settled into the shape we know and love today—a quietly sophisticated jacket of deep navy blue, often accented by gleaming brass buttons.
ブレザーは米国の地に伝わり,1930年代に Brooks Brothersに全面的に採用されるまでに,この象徴的なデザインは,我々が知り,愛する形 ー 洗練された深い紺色のジャケットで,しばしば輝く真鍮のボタンでアクセントをつけているー に落ち着いた。

Blazer
It has become the foundation of the polished man’s wardrobe, eternally stylish and versatile.
それは洗練された男の,変わることのないスタイリッシュで万能な,洗練された男のワードロープの基本となっている。

Paired with dark wool trousers, it is appropriate for all but the most traditional offices. With chinos and a button-down-collar shirt, it epitomizes American style, while the act of adding one over a sharp white shirt and jeans exudes an effortless air of laid-back polish.
ダーク・ウールのパンツと合わせれば,最も伝統的なオフィスを除く全ての人に適しているチノ・パンツとボタンダウン・カラー・シャツと合わせれば,アメリカン・スタイルを象徴する一方,ぱりっとした白いシャツとジーンズの上にこれをを加えることによって,気楽な洗練性のある楽な空気を発散させる。

(転載了)
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HMS Blazer”: 英国海軍の軍艦名で,過去,この名前が付いた艦は7隻あり,英国海軍省の初代長官 ジョージ・スペンサーが,彼の飼っていた フォックスハウンド(猟犬の種類)の群の中の一匹の名前から付けたもの。
上記の年代から  1834年に進水した3代目の木製の ‘paddle sloop’(手漕ぎ,1本マスト),1843年に偵察艦となり,1853年に廃艦 - と思われます。
この名前を持つ最後の艦は 1985年 就役した HMS Blazer (P279) パトロール艦で現在も就役中です。

HMS”: “His or Her Majesty's Ship” の略で,軍艦名の頭に付けられます。

「ブレザー」の語源は? と訊かれ,「元々は 犬の名前で,その名前が付けられた軍艦名から」と答えるのは 洒落ているではありませんか。
しかも この答えの場合,ボート・クラブのジャッケト由来と違って,「元々は 赤だけど ・・・ 」の言い訳は要りません,‘Navy Blue’そのものです。

「ブレザーは 本来の赤でなくっちゃー。」と 言うのが恥ずかしくなる由来説です。

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