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2018年8月19日 (日)

米国人は 先進国で もっとも信心深い,その理由は?

Pew Research Center’の ‘FACTANKJuly 31, 2018 付けに  “Americans are far more religious than adults in other wealthy nations”(米国人は他の裕福な国の大人よりはるかに宗教的)の見出しの調査結果がありました。

下記に翻訳転載します。

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1966年,タイム誌は,今や象徴的となっている(now-iconic) 「神は死んだか?」の表紙を発表したとき,米国が世俗化(宗教からの離脱:secularization)への道を歩んでいるかどうかを検証した。

しかし,この疑問は時期尚早(premature)であることが判明した : 米国は強固な(robustly)宗教国であり,豊かな西洋民主主義の中で最も敬虔(devout)だった。

事実,最近のピュー・リサーチ(Pew Research)の研究によれば,米国人はもっと頻繁に祈り,毎週の宗教的行事に参加し,カナダ,オーストラリア,そしてほとんどのヨーロッパの国々など 他の裕福な西洋の民主主義国家の成人に比べ,人生における信仰をより重要に捉えている。
例えば,カナダの25%,オーストラリアの18%,イギリスの6% と比較して 米国の成人の半数以上(55%)が毎日祈っていると言う。 (ヨーロッパの平均的な国は22%。)

実際,祈りの習慣になると,米国人は,裕福な国々よりも 南アフリカ(52%),バングラデシュ(57%),ボリビア(56%)を含む多くの貧しい途上国の人々により近い。

明らかになったように,米国は 調査対象 102ヶ国のうち唯一,祈りと富の両方で平均以上の国である。

1人当たり国内総生産(GDP)が30,000ドルを超える,調査された全ての国では,毎日祈る成人は 40%に満たない。

(下図は 横軸:1人当たり国内総生産,縦軸:毎日祈る成人の割合)

Daily_prayer
米国の,信仰における国際的動向に反する傾向は,長い間,社会科学者の関心を呼んできた。

特に,19世紀初頭のフランスの政治思想家であったアレクシ・ド・トクヴィル(Alexis de Tocqueville)は,その有名な著書「米国の民主主義」(Democracy in America)で,米国社会で果たした宗教の 特大の役割について詳細に論じている。

何十年もの間,現代社会学者の間で一般的である一つの考えは,さまざまな信仰が政府の介入なしに新しいメンバーに自由に競争する米国の規制のない開かれた宗教「市場」が,宗教の成長のための肥沃な土壌を育んだことである。

より最近では,一部の社会学者は,米国の比較的高いレベルの所得格差と 継続する高いレベルの宗教性の間に関連があると主張している。

(下図は 横軸:所得格差,0=絶対的平等,1=絶対的不平等,
            縦軸:宗教が生活の中で非常に重要とする人の割合
            * 日本のデータはない?)

Iicome_inequality
これらの研究者は,米国やその他の所得不平等度の高い国では,貧困層の人々が 財政的およびその他の不安定さを経験する可能性がより高いので,宗教的信念で癒しを求める傾向があると考えている。
しかし,米国が他の裕福な国よりも宗教的であるといっても,西側世界の多くの地域を席巻している世俗化から完全に逃れているわけではない。

確かに,以前のピュー・リサーチ・センターの研究では,近年,神を信じていると言う米国人の全体数は 僅かではあるが,着実に減少している。

これは,40歳未満の米国の成人が,年長者よりも祈る機会が少なく,教会行事への参加が少なく,どの宗教にも共感しない人が多いという知見と一致している。そのすべてが将来の宗教への関与レベルの低下につながるだろう 。

(転載了)
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米国における創造論の支持者が,現在 何% いるのか,その推移を知りたい興味深いところです。

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