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2018年10月30日 (火)

5つの図表で示す 中国を観る世界の目。

Pew Research Center’の‘FACTANK’,Oct. 20,'18 に “5 charts on global views of China” 「5つのチャートで示す,中国に対する世界の見方」の見出し記事がありました。

興味深いので 翻訳して転載します。

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中国がより市場主義的な経済政策への扉を開き始めてから40年の間に,奇跡と言ってもおかしくない爆発的な成長を経験している。
中国の影響力は世界中で強まっており,中国は引き続き世界的な役割を果たすだろうと世界はみている。

しかし,パワーが大きくなれば,より多くの期待と説明責任が必要となる。最近の調査では,世界中の多くの人々は,中国が世界の主要なパワーとして別の可能性を望んでいる。

1. Globally, people differ in how positively or negatively they view China
   
世界的には 中国への見方は プラスもあればマイナスもある

1_favorable_view
(国毎の,中国に好意的な割合)

最近のピュー・リサーチセンターで調査された25ヶ国で,中央値45%が中国に好感を持ち,43%が好感を持たない。(*日本の好感を持つ人の割合:17% がずば抜けて低いのが目立つ。)

12ヶ国の大多数,アフリカ,中東およびアジアの一部で広く行き渡った好意的な姿勢で,中国にプラスのマークを与えている。

米国では,38%が中国に対して好意的な見解を示しており,2017年の44%からわずかに減少する一方,半数近くが不利な立場を表明した。

2.  A global median of 70% say China plays a more important role in the world than it did 10 years ago
   
70%の世界の中央値は,中国が10年前よりも世界でより重要な役割を果たしていると言う。

2_china_role(10年前に比べて xx は世界でより重要な役割を演じている。)

この評価では,ロシアは第2位であり,わずか10年前と比較してロシアがより重要であると答えたのはわずか41% だった。

米国が10年前よりも重要な役割を果たしていると考えているのは わずか31% で,中国のそれの半分に満たない。

10年前と比べて中国が重要な役割を果たしていないと回答したのは,調査対象の回答者のわずか 8%のみであり,調査対象 7ヶ国で最少である。

米国人の 72%が 中国の現在の重要性が10年前と比べて増していると考えている。
一方,米国人で自国が10年前より重要と考えているのは 31%だけである。

3.  While most agree that China’s global role has grown over the past decade, a lack of enthusiasm for Chinese world leadership persists
   
中国の世界的役割が過去10年間で拡大したことを多くが賛成しているが,世界指導的役割を継続してほしいとする願望は欠如している。

3_china_leadership(上図, 「中国は10年前に比べて 今日は世界における役割が ・・・」
           「世界の主導的経済国は ・・・ 」
           「 ・・・ が世界のリーダーシップをとるのが世界にはよりよい。」)

世界の人々の34%の中央値は現在,中国を世界をリードする経済国とみなしている。米国を選んだ 39% よりわずかに少ないにすぎないが,未来を考えると 63%の 25ヶ国の中央値が 米国が主導権を握っている世界を望み,中国がリードする世界を望むのは 19% にすぎない。

注目すべきは,中国より米国を選択する傾向が最も強い5ヶ国のうち4ヶ国は,アジア太平洋地域に位置しており,日本人の81%,フィリピン人の77%,韓国人の73%,オーストラリア人の72% が,北京ではなく ワシントンを望んでいる。

4. There is a general lack of confidence in Chinese President Xi Jinping
   
「中国の習近平首席は全般に信頼性を欠く」

4_china_confudence調査各国の34%の中央値は 習近平を信頼するとしたが,56%は信頼しないと表明した。

これはロシアのプーチン大統領(30%)とドナルド・トランプ大統領(27%)の国際信頼度(international confidence ratings)を若干上回っているが,ドイツのメルケル首相とフランスのメクロン大統領より低い。

習の支持率は,フィリピン(58%),ケニア,ナイジェリア,チュニジア(53%),ロシア(50%)で最も高い。 習の信頼度は特にヨーロッパでは低い。

ポーランドの9%,ギリシャ人の11% のみが彼を信頼している。 調査対象のサハラ以南のアフリカ3ヶ国における習への信頼度は,欧州のどの国よりも高い。 米国人の半分は中国のリーダーを信頼してない。

5. A median of 66% across 25 countries say the Chinese government does not respect the personal freedoms of its people,
   
25カ国の66%の中央値は,中国政府は国民の個人的自由を尊重しないと言う

5_unfavorable_view
25ヶ国の66%の中央値は,中国政府が人民の個人的自由を尊重しないとし,19%はそうは考えないとしている。

中国が国民の個人的自由を尊重しないと言っている国(例えば フランス,スェーデン)の人は,中国に対して好ましくない国との見解を持つ傾向にある。

反対に,中国の人権問題に不満が少ない人たち(ナイジェリア,ケニア,チュニジア)は,中国全体に好ましくない見解をもっていることは少ない。

調査対象の欧州諸国は,特に明確な傾向がある - 調査したEU 10ヶ国の82%の中央値は,中国が個人の自由を尊重しないと言っている。

マイナス見解を持つ国の中でも 日本は “外れ値” にあり,二国間関係における歴史的・政治的緊張に関連してだろうが,中国に対する一般的不満の高レベルさを示している。

(転載了)
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興味深く,かつ 驚くことは,日本を除くと 中国を見る目が全般に好意的なことです。

中国の怖さ,南シナ海における横暴ぶり,国内の自由な発言への弾圧を知らない。ということでしょうか。
中華思想を知らず,それが現在も継承されていることへの理解がないことは 恐ろしいことです。
特に アフリカにおいては 目の前の中国(人)のみの知識で,その実態を知らずに評価していることは明白です。

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