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2018年10月12日 (金)

サンフランシスコとの姉妹都市関係 解消

10月2日,大阪市の吉村 洋文市長は,サンフランシスコ市の公共場所に設置された慰安婦像と歴史的事実とは言えない,あるいは史実を歪曲した碑文が撤去されなければ 姉妹都市関係を解消するとの通告に対する回答期限 9月末までに サンフランシスコ市長からの回答がないことを確認し,サンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消するとの公開書簡をサンフランシスコ市長に送付しました。

これが米国では どのように報道されているか,‘ABC News’  Sept.6,'18付けで確認しました。

見出しは “Mayors of San Francisco, Osaka battle over 'comfort women' statue and 'sister city' relationship” (サンフランシスコ市長と大阪市長,「慰安婦」像と「姉妹都市」の関係をめぐってのバトル)

(拙訳して転載)
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サンフランシスコと大阪の市長が,「慰安婦」像に対する争い後,「姉妹都市」の関係を維持するかどうかについて争っている。

今週,大阪市の吉村 洋文市長は,ロンドン・ブリード市長に手紙を送り,サンフランシスコの慰安婦像により,両市の公式な関係を終わらせる意向を伝えた。
「姉妹都市の関係を終結させる残念な結論に至った辛いプロセスを明らかにすることが,私の義務であると確信している。」と書かれた。

この像は,人権活動家 老女 キム・ハクサンのそばの 鉄のベースに立っている 12歳から20歳の3人の女性を描いている。像は第二次世界大戦中に日本軍の売春宿で性奴隷に強制された女性を象徴している。(*ABC News は碑文に書かれたとおりに記述)

その碑文(inscription)には 「この記念碑は,1931年から1945年まで 日本帝国軍によって性的に奴隷にされた,婉曲的に 『慰安婦』と呼ばれるアジア太平洋諸国13ヶ国の何十万人もの女性や女の子の苦しみを証する。」と記されている。

しかし,吉村は,書簡の中で,記念碑は,被害を受けた人の数や日本軍の関与の程度など,歴史的事実としての 「一方的な」メッセージを提示していると述べた。

ブリードは,吉村 - または誰が市長としても,関係を終わらせる権限がないという声明で答えた。
「一人の市長が,60年以上にわたって存在していた,特に両市の人々の間に存在する関係を一方的に終了することはできない。」

「この犠牲者は私たちの尊敬に値するものであり,この記念碑は,私たちに忘れてはならない出来事や教訓に気付かせる。」と彼女は声明に記した。

ブリードは,「姉妹都市」の関係は両市の人々のつながりを通じて残ると付け加えた。

ABCニュースはサンフランシスコの日本領事館に接触したが,コメントは辞退された。

この像は当初,慰安婦の正義連合(Comfort Women Justice Coalition)と呼ばれる草の根組織によって2015年に提案され,日本政府からの継続的反発・反論にもかかわらず,昨年,完成し,エド・リー市長によって公的財産として設置された。

彫像家のスティーブン・ホワイト氏に,「姉妹都市」関係を終わらせるという大阪の決定について聞いたところ,彼は驚いていないと言った。 彼はサンフランシスコの像へのコミットメントを支持した。
「この作品を永久収集の一環として取り入れることは,サンフランシスコ市にとって非常に勇気ある選択だった。」と ABC Newsに語った。

戦争中に何人の女性と少女が性奴隷に強制されたかについては多くの議論があるが,推定値は40万人にも上っている。

日本は過去,慰安婦問題に反発してきた。 昨年,日本は,同様の像の問題で,駐韓大使を召還したが,両国が会って2年後,この問題について合意した。

米国では,慰安婦の話は世代を通じて伝わってきた。 ニュージャージー州の学生組織 “The Youth Council of Fort Lee”は,自身の「慰安婦」像を立てることに成功した。

同グループの会長であるブライアン・リーは,「私たちが初めに,『慰安婦』について聞いたのは家族からだった。我々が知っている全ての人は その一部の経験をした家族がいる。」と語った。

慰安婦の正義連合(Comfort Women Justice Coalition)の共同設立者であるリリアン・シンは,このグループは記念碑に関する何も「絶対に」変えないと言った。

シンは,被害を受けた女性の数についての吉村の疑念を指摘して 「何人かは関係ない。1人でも問題。政府が女性を誘拐して抑留する場所を提供し,帝国軍兵士が性的に満足できるようにすることが間違っている。」

書簡で,吉村氏,像と碑文が公共の場所から撤去されない限り,大阪市がサンフランシスコとの「姉妹都市」関係を復活させることを考えることはない,と断言した。

「彼は真実を恐れている」とシンは付け加えた。 「彼は像を取り除くことで歴史を消すことができると考えているが,そのような残虐行為が決して繰り返されないようにするためには,覚えておく必要がある」

(転載了)
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現地の登場人物が 現サンフランシスコ市長と彫像家を除いて 全て朝鮮 あるいは 中国名であるところが象徴的です。
朝鮮系,中国系住民の力が強く,市は言うなりのようです。

歴史的に検証されてない,あるいは 誤った,特定の国を貶める記述の訂正,あるいは 公共の場所からの撤去を求めることは 当然のことです。

吉村市長の書簡の内容,すなわち 「歪曲した内容の碑文を市の所有として公開することの過ち」に対しては一切コメントせず,ただ 「市民レベルの関係は続く。」あるいは 「1人の市長が一方的に関係を終わらせることはできない。」のサンフランシスコ市長声明では 姉妹都市関係を解消するのは止むを得ないでしょう。

ところで 姉妹都市関係の締結 あるいは 解消の決裁者は誰か?
調べてもよく分りません。大阪市の場合,市議会も賛成多数なので問題ないでしょう。
市議会の同意は不要との説もあります。

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