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2018年11月 9日 (金)

大型車の脱落車輪は 左後輪が 80%を越える,その理由は?

10月19日,国土交通省・自動車局整備課から 「大型車の車輪脱落事故が増加!特に左後輪に注意 ~ 平成29年度大型車の車輪脱輪事故の発生状況を受けて ~ 」のタイトルのプレス・リリースがありました。

この原因に関する記述が興味深いので 紹介します。

ここでの 大型車とは 「車両総重量 8トン以上のトラック 又は  乗車定員 30人以上のバス」です。

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脱落事故発生事故状況

①年度別発生状況

PhotoH16年度からH29年度までの 年度別脱落事故件数 および それに伴う 人身事故数の変化を右図に示しています。

H23年度を最少件数として,それ以前は漸減し,それ以後は 漸増している明確な傾向があります。

(・管理者注: これには何らかの理由があって然るべきですが,国交省は これには触れていません。

②月別発生件数

Photo_3
車輪脱落事故は,冬期(11月~3月)に集中(全67件中56件(84%))している。

③事故発生場所

Photo_4

積雪地域での発生が多い。

④ 車輪脱着から車輪脱落までの期間

Photo_5

車輪脱着作業後1ヶ月以内に発生した脱落事故が約半数(55%)を占める。

車輪脱落の主な原因のうち ホイール・ボルト 又は ナットの締付不良等の「作業ミス」が91% と大半を占める。

事故直前の車輪交換時期

Photo_6
車輪脱落の直前に行ったタイヤの脱着作業が 「タイヤ交換」である44件について,その作業の実施月を見ると,11月にタイヤを交換した車両が 21件(48%)を占める。

⑦ 脱落車輪の位置

Photo_7

車輪脱落位置の大半(56件(83%))が左後輪。
H28年度は 86%(56件中48件)が左後輪。

脱落事故発生事故状原因

① 車輪交換時のボルト,ナットの締め付け不良。
    冬用車輪交換時の不良が多い。
    (・管理者注:確かに 雪国での 11月の車輪交換の事故が多いことから そう言えるが,冬用からノーマルに交換するとき(春先)の不良が事故実績から確認できないことはどう説明する?冬用車輪がノーマルの比べ,格段に取り付け,締め付けが困難?等の解説がほしい。

② 左後輪の脱落が多い原因(可能性)はー
   ⅰ. 右折時は,比較的高い速度を保ったまま旋回するため,遠心力により積み荷の荷重が左輪に大きく働く。
   ⅱ. 左折時は,低い速度であるが,左後輪がほとんど回転しない状態で旋回するため,回転方向に対して垂直にタイヤがよじれるように力が働く。
   ⅲ. 道路は中心部が高く作られている場合が多いことから,車両が左(路肩側)に傾き,左輪により大きな荷重がかかる。
   *前輪は,ホイール・ボルトゆるみ等の異常が発生した場合には,ハンドルの振動等により運転手が気付きやすい。
   (・管理者注:前輪との差は 「後輪駆動だから 車輪接合部への力は後輪が大きい」ことも原因では?
    ・管理者注: 理屈は理解できる。上記(ⅰ,ⅱ,ⅲ)は いずれも左側通行に起因しているので,これらの推定原因が妥当であることの確認のために 「右側通行国においては 右後輪の脱落が多い」データを添付してほしかった。

(内容転載了)
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上記に基づいて 「大型車の車輪脱落事故防止のための『緊急対策』 」が通知されています。

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