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2019年2月 9日 (土)

2019 Innovation Ranking,日本は 3ランク落ちて 9位。

Bloomberg’が 2019/1/22付けで 2019年の ‘Innovation Index’を “These Are the World’s Most Innovative Countriesの見出しで発表しました。

Ranking_on_mapRanking
日本は 2018年の 6位から 9位へとランクを落としています。
韓国が 2018年に続き 1位を確保しています。

7つの評価基準は 次の通りです。

1.R&D intensity:研究開発費の対GDPパーセンテージ
2. Manufacturing valueーadded:対GDP/1人当たり付加価値製造能力
3. Productivity: 15歳以上労働者当たりの GDP 及び GNIemployed person age 15+ and 3Y improvement
4. High-tech density: 国内ハイテク企業(航空宇宙・防衛,生物工学,ハードウェア,ソフトウェア,半導体,インターネット・ソフトウェア・サービス,再生可能エネルギー)の数,国内企業に対する割合,世界ハイテク企業シェア
5. Tertiary efficiency:高等教育効率性 世代ごとの大学卒業生の割合;大学卒の労働者の割合;年間の理工系卒業者の労働力に占める割合 および 大学卒業者に占める割合
6. Researcher concentration:人口100万人当たりの研究・開発に従事する専門職(博士課程学生を含む)数
7. Patent activity:人口100万当たり,および 研究開発費 100万ドル当たりの 国内有効特許申請数;実用特許権の世界に占める割合

(情報源:ブルームバーグ,国際通貨基金,世界銀行,経済協力開発機構,世界知的所有権機関,国連教育科学文化機関 など)

Rankingに添付された記事を翻訳転載します。

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・ブルームバーグ・インデックスで 中国が英国を追い抜き,米国はトップ10に返り咲いた。

・イスラエルが5位となり,スウェーデン,シンガポール,日本を抜いた。

2019年の 「ブルームバーグ・イノベーション・インデックス」で,韓国は世界トップを維持したが,ドイツは研究カテゴリーと教育カテゴリーの改善により,ヨーロッパ最大の国を,年間ランキングでほぼ同等とした。

教育スコアの低迷で 初めてトップ10から落ちた米国は,1年後,8位に復帰した。

年次ブルームバーグ・イノベーション・インデックスは,その7年目に,研究・開発支出,製造能力およびハイテク公開企業の集中を含む 7つの評価基準を使用して数十の基準を分析する。
ランキングは,世界のデータとして 今週開催されるスイスのダボスで開催される世界経済フォーラムに提出され,グローバル化の未来,国家の役割,そしてイノベーションがどのように国を推進していくかについて話し合いの参考資料を提供する。

ブルームバーグ・インデックスで,ドイツは製造業と研究からの付加価値の強さで,6年 トップの韓国をほぼ捉えている。その大部分はフォルクスワーゲン・グループ (Volkswagen AG),ボッシュ・グループ(Robert Bosch GmbH ),ダイムラー(Daimler AGなどの産業大手を中心に構築されている。

韓国は 連続トップ回数を伸ばしたが,特許活動カテゴリーの得点が低かったために,そのリードは狭まった。

スウェーデン,中国

2018年,2位だったスウェーデンは7位に落ちた。 特許活動は中国とイスラエルのスコアを押し上げ,イスラエルは 全体で ランクを5つ上げ,5位になった。
その過程で,イスラエルはシンガポール,スウェーデン,そして日本を抑えた。

シンガポールの 「オーストラリア・ニュージーランド銀行」(Australia&New Zealand Banking Group Ltd.)のリサーチ責任者であるKhoon Goh氏によると,韓国の戦略的技術への新たな投資と新規事業(startups)を奨励する調整プログラム(regulatory program)により,韓国は No.1 ランキングを維持する力が高まると考えられる。
しかし彼は,「非常に集中した大規模な財閥(chaebols)」,つまり家族経営のコングロマリットを超えてイノベーションを動かすことに課題があると考えている。

「人口統計上のメリットはもはやなくなり,より付加価値の高い加工・組立がこの地域のより低コストの国々にシフトしているアジアの高所得国では特に,経済パフォーマンスを推進するためのイノベーションがますます重要になっている」

暫定的な上昇(Tentative Rise)

バイエルン州立銀行(Bayerische Landesbank)のチーフエコノミスト,Juergen Michelsによると,ヨーロッパの最大の輸出国としても 熟練労働者の不足と移民政策の変化に苦しんでいるため,ドイツのブルームバーグ・ランキングの上昇も暫定的なようだ。

ディーゼル,デジタル通信,人工知能などの産業を含むハイテク分野での戦略を磨かなければならない(must hone)と彼は付け加えた。
英国は 1ランク落とし 18位となり,初めて中国に敗れた。
中国のスコアは,世界第2位の経済大国における二分法を反映している。それは,ハーウェイ・テクノロジー(Huawei Technologies Co.)と BOEテクノロジー・グループ(BOE Technology Group)の研究開発の強みで特許活動で2位にランクされている。

米国は昨年初めてトップ10から抜け落ちたが,今年,8位と3つランクを上げた。

ファイザー社の最近のヘルスケアに関する会議での発表によると,製品サイクルの高速化と競争の激化がマネージャーの仕事の方法を変えている。

ニューヨークに本拠を置く製薬会社の最高経営責任者であるアルバート・ブルラ氏は,J.P.モルガン・ヘルスケア会議で出席者に語った。

「我々は,官僚的プロセスを排除できるように,自分たちの活動方法を確実に変える必要がある。 水と石油のように,イノベーションと官僚主義はうまく混ざり合わない。」

我々の経済学者が言うことを参照:

21世紀の世界経済の支配権をめぐる戦いは,革新的な技術の支配する。
韓国の1位と中国のランク上昇は,米国の貿易戦争が緩やかになるとしても,アジアの技術的台頭を止めることはできないことを示唆する。

2019年に技術革新のランク付けされた国の中で,最大の敗者はチュニジアとウクライナで,どちらもトップ50から外れた。又,より信頼できるデータが入手可能になったため,2019年に10の国がランクに加わった。

アラブ首長国連邦は46位で最高のデビューをした。 ブラジルは,昨年ランク付けされなかったが,45番のランク・インデックスに再登場した。

また,新たにランクインした国には,インド,メキシコ,ベトナム,サウジアラビアなど,世界最大の新興経済国もいくつかある。 南アフリカは サハラ以南(Sub-Saharan)で,依然としてランク付けされる唯一の国である。

2019年のランキング・プロセスは 200以上の国に対して始まった。 各国が 7つの等しく重み付けされたカテゴリに基づいて,0〜100の尺度で採点された。

少なくとも 6つのカテゴリーのデータが報告されない国々は削除され,合計リストは95ヶ国に切り捨てられ,ブルームバーグはトップ 60ヶ国を発表した。

(転載了)
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