「伊丹十三選集 第一巻 日本人よ!」を読んだ。
昨年(2018年)12月22日に 図書館に購入依頼票を提出していた,12月20日発行の 『伊丹十三選集 第一巻 日本人よ!』(岩波書店)が入ったとの連絡が 2月1日に図書館からあって 借りてきました。
編者は 松家仁之(小説家,編集者),中村好文(建築家),池内万平(伊丹十三の次男。伊丹プロダクション取締役 等)の三人です。
出典は 次のとおりと示しています。
A. 『日本世間噺体系』(新潮文庫,2005年)
B. 『小説より奇なり』(文春文庫,1986年)
C. 『ぼくの伯父さん』(つるとはな,2017年)
D. 『女たちよ!』(新潮文庫,2005年)
E. 『再び女たちよ!』(新潮文庫,2005年)
F. 『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫,2005年)
G. 『「マルサの女」日記』(文藝春秋,1987年)
H. 『フランス料理と私と』(文藝春秋,1987年)
I. 書き起こし
それぞれの最新刊を示しているようです。
このうち 私が私が持っている(読んだことがある)のは A~F で,全て文庫本になる前の,ほぼ初版です。従って C を除けば40年以上前に読んでいると思います。
・天皇 pp.1-60,出典:A,B
・古代への旅 pp. 61-240,出典:I
・戦争 pp.241-270,出典:A,B
・日本文化 pp.271-288,出典:A,C,D
・ミドル・クラス pp.289-298,出典:F
・日本人の舌 pp.299-314,出典:D,F
・日本人のいる風景 pp.315-410,出典:A,B,C,E,F,G
・英語 pp.411-430,出典:F
・日本の街 pp.431-458,出典:E,F,H
・日本人よ! pp.459-496,出典:D,H
“I. 書き起こし” の 「古代への旅」が 1/3 のページを占め,この部分は ほぼ初めて読む内容でした。
他は G,H 出典部分を除けば,ほぼ記憶のある内容で 懐かしく読みました。
但し,「天皇」の章の出典は A. 『日本世間噺体系』 と,B. 『小説より奇なり』 で,確かに 第一刷を購入していましたが,就職後に読んだ本で,それ以前の学生(生徒)時代に読んだ本に比べると 記憶が薄れていました。就職後は 読み方が雑になったのでしょう。
第一巻の 「購入依頼票」を図書館に出した 12月22日に,同時に 1月と 2月に発行された(/る) 第二巻と第三巻の 「購入依頼票」も提出しているので,全三巻のうち 第一巻のみの購入はないでしょうから,そのうち 図書館から,第二巻が入ったとの連絡があるでしょう。
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