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2019年3月17日 (日)

米国での 大学不正入学事件は ・・・ 。

米国で 大学の不正入学が発覚し(FBIが別件を捜査中に露見),特に 有名な俳優や高名なビジネスマンらが彼らの子弟を不正な手段で入学させたとして話題になっています。

INSIDER’ は March 12,'19付けで ‘8 colleges were named in the massive college-admissions scandal. Here's how they're responding.’(「8つの大学が大規模な不正入学スキャンダルで名前を挙げられた。 そして 各大学の対応は?」)の見出しで報じています。

以下,翻訳転載します。

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火曜日に公表された裁判所の文書によると,数人の成功した俳優や著名なビジネスマンを含む何十人もの人々が,大学の入学不正で起訴された(indicted)。

子供たちをエリート大学に進学させるために,最高 650万ドルの賄賂を支払ったことに関連する容疑で何十人もの人々が起訴されたと,連邦検察は火曜日に明らかにした。

当局によると,親たちは学生1人あたり,平均25万ドルから40万ドルを払ったり,本人の運動能力に関係なく,子供が ‘Division 1’(NCAAのランキング・カテゴリー)の選手として採用されるよう手を回したという。

捜査官によると,賄賂に関与した学生の多くはこれらの取引について知らなかった。 学校はこれまでのところ 不正に関するいかなる情報の認識も否定している。

発表された裁判所の文書に挙げられている大学は,「ジョージタウン大学」,「南カリフォルニア大学」,「スタンフォード大学」,「テキサス大学オースティン校」,「イェール大学」,「ウェイクフォレスト大学」,「カリフォルニア大学ロサンゼルス校」 を含んでいる。

各学校の調査結果への対応は次のとおりである :

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(管理者 注: 南カリフォルニア大学,イェール大学,UCLA のみ示し,他は省略。)
University of Southern California
南カリフォルニア大学(USC)
女優の ロリ・ロックリン(Lori Loughlin)と彼女の夫,ファッションデザイナーの モッシモ・ジャヌリ(Mossimo Giannulli)が,2人の娘を ボートの選手でもないのに,クルー・チームの新人としてUSCに推薦させるために 50万ドルの賄賂を支払ったとして起訴されたと,USC は裁判所の書類で名前を挙げられた。

INSIDER’への声明の中で,USCは 「いかなる不正行為でも告訴されてない。」,そして連邦検察官に協力することに加えて,この問題についての内部調査を行っていたと述べた。

火曜日に学生に送られた声明では,学校が 「犠牲者」であり,入学選考スタッフがそのような計画に気づいていなかったことを繰り返し述べた。 大学はまた,入学選考決定を見直すことを含む 「重要な改善努力」を計画していたとも書いた。

スキャンダルに巻き込まれた学生の在籍状況に関して,それ以上の情報はすぐにが入手できなかった。

南カリフォルニア大学の声明は以下の通り:

「我々は,USCを含む全国の大学が関与する,進行中の広範囲にわたる犯罪捜査を認識している。USCはいかなる違法行為についても告訴されておらず,今後も政府の調査に全面的に協力していく。

我々は,政府が 違法行為は大学から行為を隠蔽するためにかなりの努力を払った個人によって行われたと考えていると理解している。 USCは内部調査を実施しており,必要に応じて雇用関連の措置を講じることもある。

USCは,この申し立てられた事件に関連して大学が受け取った資金を特定しつつある。さらに,大学は このような事件が今後 確実に起こらないようにするために 入学選考プロセスを広く見直している。」

・・・・・

Yale University
イェール大学

イェールは声明で,検察官が名指しした女性のサッカー・コーチは,もはや大学のコーチではないと語った。

親たちがコーチに賄賂を支払って,あたかも子供たちが様々なチームに勧誘されたように見せかけたという非難に対処するためと思われるが,声明は また,入学プロセスで,入学希望者の 「誠実で専門的な評価」(honest and expert evaluations)を提供するコーチに依存していると述べた。 入試担当者は個々の能力を全体として秤量し,スポーツは部分的な要素にすぎないと考えている,と言っている。

エール大学の声明は以下の通り:

「連邦の起訴状(charging document) で明らかなように,司法省(the Department of Justice)は,イェール大学の学部入学事務局(Office of Undergraduate Admissions)は,もはや大学にいない女子サッカーコーチによる犯罪の犠牲者であると考えている。

大学は捜査に全面的に協力しており,事件の進行に沿って協力を継続する。

学部入学事務局は,個々の入学希望者の,大学代表チーム(varsity team)に貢献する運動能力と可能性に関する誠実かつ専門的な評価の提供を,大学専任コーチ(varsity coaches)に依存している。

入試委員会は、出願者のファイルの他の要素と共にこれらの評価を考慮するが,その願書(application)が イェールでの経験における学問と全寮制の部分で成功する能力を示す学生だけが認められる。」

University of California, Los Angeles  
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)

連邦検察官は UCLAの男子サッカー ヘッドコーチのホルヘ・サルセド監督をゆすりの謀議(racketeering conspiracy)で起訴した。

UCLA アスレティックスとの共同声明の中で,大学は,サルセドは 「この問題の捜査中は,活動を休止させており,サッカー・チームとの関係(involvement)を持たせない。」と述べている。

・・・

声明は,学校が 「疑いのある現在の学生アスリートに気づいてなかった」こと,そしてそれが次のステップを知らせるためにそれ自身の見直しに加えて司法省と協力するであろうと付け加えた。

UCLAの声明は以下の通り:

「米司法省は今朝,UCLA男子サッカーのヘッドコーチであるホルヘ・サルセド氏を被告とする刑事訴訟を発表し,UCLAが詐欺行為(fraudulent scheme)の潜在的な犠牲者であるとUCLAに通知した。 サルセド監督は休職中であり,この問題の審議中はサッカーチームとは関係しない。 アシスタント・コーチの マット・テイラーと フィル・マーファギが彼の不在中はチームを指導する

本日明らかにされた提出書類で主張されている行為は非常に憂慮すべきものであり,彼らの,チームを誠実さと高潔さで導くという私たちのコーチの期待とは対照的である。 主張された事柄が真実でならば、それは私たち自身とここで働く人々のために私たちが設定した倫理基準からの重大な逸脱(grave departure)を表している。

UCLAは,現在の学生アスリートの誰が疑わしいかを認識してない。 大学は司法省と協力しており,この問題に対処するために取るべき適切な措置を決定するために自身の見直しを行う。」

・・・・・
(転載了)
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ここに示した大学は全て 罪は学生の親と,便宜を図ったスポーツ・コーチにあって,大学当局は むしろ,被害者だという立場のようです。
日本と違って 米国の大学は卒業資格(成績)が厳格なので 不正に入学する意味がなく(成績,能力を偽って入学しても卒業できる可能性が低い),不正入学は存在しないと思っていましたが,そうでもない,ということでしょうか。

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