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2019年4月26日 (金)

米国の核抑止政策

米国 国防総省」(U.S. DEPARTMENT OF DEFENSE)が April 1,'19 に,“U.S. NUCLEAR DETERRENCE POLICY” (米国の核抑止政策)を そのホームページに発表しました。

下記に翻訳転載します。

サブタイトルは “Today's Strategic Environment: Increasingly Complex and Dangerous”  (今日の戦略的環境:ますます複雑かつ危険

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何十年もの間,米国は核兵器の役割と数を減らす努力で世界に導いてきた。 一連の条約により,説明可能な戦略的な米国の核弾頭(nuclear warheads)を 最初は6,000まで,そして最終的には1,550まで減らすことができた。
いかなる条約にも含まれていない数千の短距離核兵器(shorter-range nuclear weapons)は,米国の核兵器からほぼ完全に排除された。 全体的に見れば,米国の核兵器の備蓄量は冷戦頂点時から85%以上減少している。
世界の核兵器をさらに削減するために,多くの期待される条件が設定されている。

残念ながら,米国とその同盟国は,現在,ますます複雑さを増して戦略的脅威を悪化させる安全保障環境に直面している。

今日の我々の安全に対する最大の課題は,ロシアと中国との長期的な戦略的競争の再浮上(reemergence)である。
米国は既存の核システムの維持に焦点を当ててきたが,ロシアと中国はその戦略における核兵器の役割を増強させ,積極的にその規模と精緻さを拡大してきた。
さらに,北朝鮮の核能力は私たちの同盟国と米国本土を脅かし,すでに複雑な戦略的状況を加えている。

ロシアは過去10年間に,三元戦略核戦力(‘nuclear triad’:大陸間弾道ミサイル,弾道ミサイル搭載潜水艦,巡航ミサイル搭載戦略爆撃機の三つの核兵器) のために新しいシステムの開発・テスト・実行を行なってきた。これには,新しい道路移動型およびサイロ・ベースの ICBM,弾道ミサイル潜水艦 およびミサイル,爆撃機,ならびに巡航ミサイルが含まれる。
ロシアはまた,極超音速滑空機(hypersonic glide vehicles),原子力巡航ミサイル(nuclear-powered cruise missiles),および原子力無人潜水艦(nuclear-powered umanned underwater vehicles)など,かつて見たことのない核兵器を積極的にテストしている。

中国は,新世代の陸上発射(land-based)弾道ミサイルの開発,試験,運用を行い,潜水艦発射弾道ミサイルの射程を伸長し,新たな爆撃機を追求している。
中国はまた,高度な原子力対応システム(nuclear-capable systems)や極超音速機(hypersonic vehicles)にも多大な資金を費やしている。

北朝鮮は,6回の,更に,より高度な(sophisticated)核実験と,米国本土を攻撃する能力を実証する,3回の ICBM発射実験を実施した。

核抑止力は米国の国家安全保障の基盤(Bedrock)である戦略的環境を考えると,核抑止力は冷戦の終結以来のどの時より,今,より重要である。
米国とその同盟国に対する潜在的な核攻撃可能性は,我々の安全保障にとって最も深刻な脅威である。
我々の核兵器はそのような攻撃に対する国家の究極の保険である。

我々の通常戦力(convenional forces)や他の国力(national power)の手段と共に,核兵器も又,競争や対立が大規模な通常戦争(conventional warfare)に拡大するのを防ぐ一助となる。
これらの理由から,核抑止力は国防総省の最優先課題(#1 priority mission)である。

いかなる大統領にとっても,核兵器の使用は、私たちの重要な利益ならびに我々の同盟国およびパートナーの重要な利益を保護するために,最も極端な状況でのみ 熟考される(contemplated)。
効果的な抑止には 信頼できる核の姿勢(nuclear posture) - 実効的な核能力と必要ならばそれらを使う決意に基づく信頼性 - が求められる。

我々の核の姿勢は,我々が核戦争を戦ったり,勝利したりしようとすることを意味するのではなく,むしろ抑止力を強化し,核兵器が決して使われないようにすることに役立つ。

(転載了)
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国防総省は,ロシア,中国,北朝鮮を常に注視し,決して隙を見せません,
「分っているぞ。」と その事実を あえて公表します。

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