« 第1潜水隊群 11隻,第2潜水隊群 8隻。 | トップページ | 見出しに見る「勘違い」(その461) »

2019年4月16日 (火)

映画『ハンターキラー 潜航せよ』を観た。

映画 『ハンターキラー 潜航せよ』(‘Hunter Killer’,2018)を観ました。

hunter killer’ とは? ‘hunter-killer submarine’ は ‘attack submarine’ と同義だそうです。
潜水艦は 全て 「攻撃(型)潜水艦」だろうと思いましたが,米国の場合,タイプとして ‘attack submarine’ の他に ‘ballistic missile submarine’ と ‘cruise missile submarine’ に分けられるようです。
但し,本作の主役 「アーカンソー」(USS Arkansas) は巡航ミサイル「トマホーク」を搭載していました。

Hunter-killer

Hunter-killer-01

本作の Plot は 弊ブログ 3月21日 「『ハンターキラー 潜航せよ』 を観ぬ前に ・・・ 。」 に詳述したので,ここでは 登場人物を挙げます。
  • 潜水艦「アーカンソー」 艦長 ジョー・グラス(海軍士官学校出身ではない,叩上げの艦長。艦内の全ての職務に通じており,かつ豪胆。)
  • チャールズ゙・ドネガン提督(やや傲慢,責任逃れにはしる傾向あり。)
  • ジョン・フィスク准将(信頼厚い。)
  • ネイヴィー・シール ポウル マルティネリ(潜入チームの新人。負傷して取り残されるが,ロシア大統領を「アーカンソー」に運んだ後に戻ったビーマン中尉に救出される。)
  • 米国大統領 アイリーン・ドーヴァー (女性大統領。)
  • ロシア大統領 ニコライ・ザカリン
  • ロシア潜水艦長 セルゲイ・アンドロポフ(艦内爆破で沈んだ艦から米潜水艦に救出され,グラス艦長に協力してクーデターを阻止するベテラン。)
  • ロシア駆逐艦長 ヴレード・シュトレフ(自らはクーデター派だが,全乗員がアンドロポフ艦長のかつての部下。「アーカンソー」に大統領とアンドロポフ艦長が乗っていることを知り,ロシア基地から「アーカンソー」に向けて発射されたミサイルを CIWSClose In Weapon System,対空近距離機関砲)で撃ち落とす。更に,クーデターを起こしたドゥロフ防衛大臣のいるロシア海軍基地司令部の建物をミサイルで破壊。)
  • ロシア防衛大臣 ドミトリー・ドゥロフ(大統領を拘束,クーデターの首謀者。米国との開戦を目論む。)
  • ネイヴィー・シール ブル・ビーマン中尉(3人の部下と共に 拘束・監禁されたロシア大統領を救出にロシアに潜入する。)
  • 米国家安全保障局分析官 ジェイン・ノルクィスト(冷静沈着,的確な意見を述べる女性分析官。)
  • 米潜水艦アーカンソー ソーナー・オペレーター テイラー・ジョン・スミス
  • ネイヴィー・シール デヴィン・ホール(ロシア大統領救出作戦中に死亡。)
  • ネイヴィー・シール マット・ジョンストーン(ロシア大統領救出作戦中に死亡。)

ストーリーは 北極海に近い「北大西洋(=潜水艦)」,「ロシア海軍基地 とその周辺」,「ワシントン」のほぼ三か所で展開します。
全篇 緊張感に溢れ 眠くなる暇もなく,無駄なシーンのない戦争映画としてよくできていました。
潜水艦内に立っている乗員のフロアに対する角度/傾斜から潜水艦の潜航角度が伺えるところなど,傾斜するセットで撮影されていたようです。
CIWSは搭載された艦めがけて進むミサイルを レーダーで捉え,ミサイルの頭を狙って機関砲を撃ちまくる迎撃兵器ですが,他艦に向かうミサイルにも有効であることを初めて知りました。
因みに米軍のCIWS(バルカン・ファランクス)は 20mm口径,発射速度 4,500発/分=75発/秒,弾倉準備弾数 1,550発なので約20秒で撃ち切ります。
ロシア軍のCIWSAK-630)は 口径 30mm,発射速度 5,000発/分,準備弾数 2,000発です。

過去,記憶に残る潜水艦映画を挙げるとー

眼下の敵」(‘The Enemy Below’,1957)
       監督:ディック・パウエル(‘Dick Powell’,1904~1963)
       出演:ロバート・ミッチャム(‘Robert Mitchum’,1917~1997),クルト・ユルゲンス(‘Curd Jürgens’,1915~1982)
       :潜水艦映画で最も有名と思われる古典,米駆逐艦とドイツ U-ボートの一騎打ち。
        戦いの中で,顔も知らぬ両艦長間に流れる互いの尊敬の念が自然に感じられます。
        公開時,まだ小学生だったので 後に,テレビで観たのが おそらく初めて。

レッド・オクトーバーを追え!」(‘The Hunt for Red October’, 1990)
       監督:ジョン・マクティアナン(‘John McTiernan’,1951~ )
       出演:ショーン・コネリー(‘Sean Connery’,1930~ ),アレック・ボールドウィン(‘Alec Baldwin’, 1958~ )
       :トム・クランシー(‘Tom Leo Clancy Jr.’, 1947~ )のジャック・ライアン シーリーズのベストセラー小説が原作。
       日本では 1985年に文春文庫で出版され 映画を観る前に読みました。     
       新型推進システムを備えたソ連・原子力潜水艦がアメリカへの亡命を企て,それを追うソ連海軍艦船群と これらの動きから 追われるソ連原潜の亡命の企図を分析・解読するCIA情報分析官の話です。

クリムゾン・タイド」(‘Crimson Tide’,1995)
       監督:トニー・スコット(‘ Tony Scott’,1944~2012)
        出演:
デンゼル・ワシントン(‘Denzel Washington,1954~ ),ジーン・ハックマン(‘Gene Hackman’,1930~ )
        :ロシアへの核ミサイル攻撃の不確かな命令の解釈をめぐるオハイオ級原潜アラバマの叩き上げ艦長とインテリ副長間の確執を描いています。
         兵器システム将校役のヴィゴ・モーテンセン(‘Viggo Mortensen’,1958~ )が好みです。

〇「U-571」(‘U-571’,2000)
        監督:ジョナサン・モストウ(‘Jonathan Mostow’, 1961~ )
        出演:マシュー・デヴィッド・マコノヒー(‘Matthew David McConaughey’, 1969~ ) 
       :最新暗号機(エニグマ)を積んだ ドイツ潜水艦 U-571がイギリスの駆逐艦に攻撃され漂流。
   、   Uボートに偽装した米潜水艦が
救援を装ってU-571を乗っ取り,エニグマを奪取しようとするが・・・ 。

K-19」(‘K-19:The Widowmaker’,2002)
       監督:キャスリン・アン・ビグロー(‘Kathryn Ann Bigelow’, 1951~ )
       出演:ハリソン・フォード(‘Harrison Ford’,1942~ ),リーアム・ニーソン(‘Liam Neeson’,1952~ )
       :ソ連の原潜K-19で発生した 原子炉冷却装置の事故の実話を元にした映画。          

ファントム/開戦前夜」(‘Phantom’,2013)
        監督:トッド・ロビンソン(‘Todd Robinson’,?)
        出演:エド・ハリス(‘Ed Harris’,1950~ )
       :1960年代,ハワイ沖で消息を絶ったソ連の核弾道ミサイルを搭載した潜水艦の実際に起こった事故(事件)に基づいている。
         中国が下取りしたソ連の旧型潜水艦が米国を攻撃したと見せかける陰謀で・・・ 。

日本の潜水艦映画で すぐに思いつくのはー
ローレライ」(‘Lorelei:The Witch of the Pacific Ocean’,2005)
         監督:樋口 真嗣(1965~  )
         出演:役所広司,妻夫木聡,柳葉敏郎,香椎由宇
        :原作は福井晴敏氏の「終戦のローレライ」,広島に原爆が投下された後,ドイツの新兵器を積んで米国への反撃を試みるドイツから譲渡された伊507・・・。

真夏のオリオン」(2009)
         監督:篠原 哲雄(1962~ )
         出演:玉木宏,北川景子
         :伊-77 と米駆逐艦との死闘。艦長 倉本少佐役の,まだ20歳代の玉木宏が いくらなんでも若すぎて ・・・ 。 

|

« 第1潜水隊群 11隻,第2潜水隊群 8隻。 | トップページ | 見出しに見る「勘違い」(その461) »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 第1潜水隊群 11隻,第2潜水隊群 8隻。 | トップページ | 見出しに見る「勘違い」(その461) »