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2019年6月 8日 (土)

米国の囚人の,白人と黒人の数の差が縮まっている。

Pew Research Center’ の ‘FACTANK’  April 30,2019付けで  “The gap between the number of blacks and whites in prison is shrinking” (刑務所内の黒人と白人の数の差は縮小)の見出しの報告がありました。

下記,翻訳転載します。

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米国の刑務所では 長い間,黒人の方が白人の数より多かった(outnumbered)。 しかし,司法省統計局(BJS the Bureau of Justice Statistics)の新しいデータによると,黒人囚人の数が大幅に減少したため,過去10年間で格差が縮小している。

Number-of-prisoner

BJSによると,2017年末時点で,米国の連邦および州刑務所では,黒人が475,900人,白人が436,500人で,差は39,400人だった。
10
年前は,黒人が592,900人,白人が499,800人で,その差は93,100人だった。 (この分析では,1年以上の刑を宣告された(sentenced)受刑者(inmates)のみをカウントしている。)2007年から2017年にかけての黒人-白人ギャップの減少は,黒人受刑者数の20%の減少によるものであり,これは白人受刑者数の減少 13% の減少を上回った。
白人とヒスパニックの収監(imprisonment)の差も 2007年から2017年の間に狭まったが,これはヒスパニックの囚人の減少によるものではない。白人の囚人の数は減少したが,ヒスパニックの受刑者の数はわずかに増えている。

2017年の終わりには,ヒスパニックの受刑者よりも10万人多くの白人の受刑者がいた(436,500人対336,500人)。これは,2007年の169,400人の差から減少した(白人:499,800人 対 ヒスパニック: 330,400人)。

全体的に見ると,2017年末時点の合衆国の囚人は1,439,808人であり,2007年末の1,532,851人よりも約6% 少ない。
黒人,白人,ヒスパニック系の他に,これらの合計には他の人種の受刑者や人種と民族が混在する背景からの受刑者が含まれる。
数字には,政府と契約している私営の刑務所に収容されている人々を含み,連邦および州の矯正施設にいる人々のみを数えている。 これらは地元で運営されている刑務所に収容されているほとんどの被収容者を除外している。

Share-of-priconer

米国の刑務所の人種的および民族的構成は,国全体の人口統計と実質的には異なっている状態が続いている。2017年には,黒人は米国の成人人口の12% だったが,刑務所内の囚人数の33% を占めていた。白人は全成人の64% だったが,囚人の30% だけだった。 そして,ヒスパニックは成人人口の16% だったが,囚人の23% を占めていた。

国の刑務所人口の人種的および民族的な違いを考察するもう1つの方法は,人口10万人あたりの囚人の数を集計して投獄率を調べることである。
2017年には,10万人の黒人成人に対して黒人の囚人は1,549人であり,白人の刑務所収容率(100,000人あたり 272人)の6倍近く,ヒスパニックの収容率(10万人あたり 823人)の2倍近かった。

これら3つのグループ全てにおいて,投獄率は2007年以来大幅に低下している。
投獄されている人種率は 黒人は 31%,白人は14%,ヒスパニックは 25% 減少した。専門家たちは,黒人の禁固刑の大幅な減少について,さまざまな説明をしてきている。

(転載了)
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この結果に至る原因をどのように捉えるのか,簡単には分析できないでしょうが,差が縮まっているのは確かなようです。
それにしても まだ 黒人の人口当たりの囚人数が白人の 6倍というのは大きい。

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