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2019年6月10日 (月)

ロシアと米国の軍艦,異常接近。

6月6日,フィリピン海で ロシアと米国の艦艇が異常接近する事件がありました。

この事件を BBC 電子版が,June 8, 2019付けで  “Russia and US warships almost collide in East China Sea“ (ロシアと合衆国軍艦 東シナ海で あわや衝突)の見出しで伝えています。

下記,翻訳して 転載します。

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ロシアの軍艦とアメリカの軍艦が西太平洋で衝突する寸前まで接近し,双方がこの事件に関し,他方を非難している。

 

ロシア太平洋艦隊は,6月6日 モスクワ時間 635分(GMT 03:35) 米国イージス巡洋艦 「チャンセラーズヴィル」(USS Chancellorsville)が,ロシア駆逐艦の「アドミラル・ヴィノグラドフ」(Admiral Vinogradov)の前, わずか50m160フィート)で横切ったと述べた。

これにより,米国の艦を避けるために 「緊急操舵」(emergency manoeuvring)を余儀なくされた。

しかし,米軍はロシア艦側に責任がある主張し,非難している。

 

米第七艦隊司令官クレイトン・ドス(Clayton Doss)は,ロシアを「非安全で,非専門的」(unsafe and unprofessional)と呼び,彼らの駆逐艦は「チャンセラーズビルに対して安全でない操船をした」と述べ,彼はロシアの主張を「プロパガンダ」としてはねつけた。

 

フィリピン海で「アドミラル・ヴィノグラドフ」は, 「チャンセラーズビル」から50100フィート(15m30m)以内に接近したと米国は述べた。


一方,ロシア太平洋艦隊は,この事件は東シナ海の南東で発生したと述べ,米国艦の司令官に抗議のメッセージを送ったと付け加えた。


ロシアは弁明の中で,米国の軍艦は 「急に方向を変え,わずか50m先の 『アドミラル・ヴィノグラドフ』 の針路を横切って,ロシアの乗員に緊急の転舵を強いた」と述べた。


米国は後に,自国の軍艦の動きに関して,ロシアに対して正式な外交上の抗議,または反対意見を申し立てるだろうと述べた。

 

「我々は,ロシアと軍人同士の会議を行う予定であり,そしてもちろん我々は彼らを納得させるつもりだ。」と 国防長官代行パトリック・シャナハンは記者団に語った。

両国は 定期的に 空・海における相手の危険な軍事活動 を非難している。

 

11月,アメリカはロシアのジェット機による黒海での米軍機への迎撃の映像を示し,その行動を「無責任」と呼んだが,ロシアは 「ロシア空域の侵害を止めさせるものだと言った。

 

Dangerous and unnecessary brinkmanship(危険で不必要な瀬戸際政策(brinkmanship))

by ジョナサン・マーカス、BBC防衛および外交担当記者)

 

2隻の軍艦 :2つの物語(narratives - しかし1つの非常に現実的な事故 または潜在的な損傷の可能性。 このサイズの船がそんなに近くにある理由は全くない。

 

このうちの1隻,あるいは両方の艦に問題があったかもしれない。両艦ともに他方を非難する。
しかし,この種の事故発生は ますます頻繁になってきており,それは一般的には,可能なときはいつでも 米国とその同盟国の海軍活動に挑むというロシアの申し合わせた(concerted)政策の結果であるように思われる。


多くの場合、これらの事件は モスクワが時々 自身の湖と見做している黒海で発生する。 その岸辺の他の国家 - 彼らのうちの何国かはNATOメンバー,またはNATO加盟に意欲的な国 - は反対しているという見解がある。

 

米国とロシアの間のそのような事件は,緊張が米国と中国の船または航空機の間に存在する傾向があるアジア太平洋地域の海域では,それほど頻繁ではない。しかし,それがどこで発生しようとも,この種の海軍の瀬戸際政策は危険であり 不要である。

 

(転載了)
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上の2枚の写真は 接近時のもので 向かって左がロシアの駆逐艦です。

 

これらの写真からはー
  A.  ロシア駆逐艦が 直進中の米イージス艦に向かって進み,衝突する少し前に 舵を切っている。(米イージス艦は おそらく,プロペラ逆転による “Crash stop astern” で 停止しようとした。) 

  B.  ロシア駆逐艦の針路の前を横切る米 イージス艦に衝突に衝突しそうになって舵を切るロシア駆逐艦。


ロシアの主張は B で,米国の主張は Aです。

 

この写真からは AB かの厳密な判定は困難ですが,どちらかと言えばロシアの駆逐艦が わざと(昼間で艦橋に充分なWatchがいたとして)後部斜め方向から寄せてきたという見方が自然でしょう。

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