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2019年7月16日 (火)

米沿岸警備隊員が麻薬運搬潜水艇に ・・・ 。

TVで 米国沿岸警備隊のボートが麻薬密輸の潜水艇を追跡し,隊員が乗り移るシーンを見ました。

この事件の詳細と背景を知るため  ‘STARS AND STRIPES’ の July 11,2019付け “Watch Coast Guardsman leap onto moving submarine off the coast of South America” (南アメリカの海岸沖で航走中の潜水艇飛び移る沿岸警備隊員を見よ)を読んでみました,

下記,翻訳転載します。

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何千ポンドものコカインをいっぱいに積んだ半潜水艇(semisubmergible)が,最終目的地・合衆国に向かって太平洋を突っ切って走っているところを,沿岸警備隊監視航空機(surveillance aircraft)によって捕捉された。

ジャングルの中で大量の麻薬を運搬するためにカルテル資金で何隻も建造された,見つけ難い(elusive),ナルコ潜水艇(narco-submarine)と呼ばれている船は,密輸品の流れを止める任務を負っている沿岸警備隊を苦しめた。ほとんどが発見される(spotted)ことはない。

しかし,618日,米国沿岸警備隊のカッター・マンロー(Cutter Munro)がパトロールしていた海域の,コロンビアとエクアドルの海岸から数百マイル沖で,ナルコ潜水艇と有効な接触があった。沿岸警備艦は臨検チーム(boarding team)が乗った2隻の小型ボートを配置し(deployed),上空からヘリコプターで監視した。

訓練された警備隊員は,彼らが潜水艇に乗り移る瞬間を記録するためのヘルメット・ビデオカメラを装着していた。波が船体に衝突するように,一人が「ボートを止めろ!今すぐ!」とスペイン語で叫んだ。
「乗り移るのは簡単なことではない。」と彼は言う。臨検者たちは拳銃を収めたホルスターと暗い艇内を観る準備として暗視ゴーグルを装着していた。

3人の沿岸警備隊員がボートのサイドから40フィートのナルコ潜水艇に乗り移り,一人の臨検者が拳でハッチを叩いた。

そして,沿岸警備隊員の命令の叫び声で,密輸容疑者(suspected trafficker)が現れて手を挙げた。 そこで,ビデオは終了した。

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米国沿岸警備隊の太平洋地域担当スポークスマン、スティーブン・ブリッキー中尉(Lt. Commander)は,内部には17,000ポンド以上のコカインがあり,23200万ドル相当と推定されたと述べた。

「それはシロイルカ(White Whale)のようだ。」と,ブリッキーは木曜日にワシントン・ポスト紙に,ナルコ潜水艇について説明した。
「それらは非常に珍しく,我々にとって捕獲するのは,意味ある出来事である。」

沿岸警備隊によって監視されている太平洋地域は,米国大陸ほどの大きさであり,その任務を例えれば,この国を 2台のパトカーでパトロールしているようなものと,ブリッキーは語った。
ブリッキー氏は,パトロールがナルコ潜水艇に遭遇するのは年に1回程度だと述べた。

潜水艇を臨検するのは 相当 危険だ(hairy)と彼は言った。密輸業者は多くの場合,武装しており,捕獲されると,彼らは 通常すぐにバルブを開けて水を艇内に入れ,すべての麻薬と証拠を海底に沈めようとする。

ブリッキーによると,臨検員が 沈もうとしている船に麻薬をつんでいるかどうか評価するのに12分かかる。

この特殊な半潜水艇 - 潜水艦のように完全に潜ることができず,部分的に沈む ― は沿岸警備隊によって沈められた,とブリッキーは言った。

密輸容疑者は DEA Drug Enforcement Administration,麻薬取締局)による訴追のために連行された。

6月の拿捕(seizure)による押収物(haul)はマイク・ペンス副大統領が出席したイベント中の木曜日に処分される用意が整っていた。14の別々の麻薬押収物は合わせて56900万ドルの価値がある,と沿岸警備隊は述べた。

拿捕は,メキシコ,中央アメリカ,南アメリカの沖で発生している。

米国に入る麻薬の約80%が太平洋回廊(Pacific corridor)から来ており,当局は半潜水艇の約11% を阻止しているとブリッキーは言った。

2009年,ワシントン・ポストは,最終的に米国に持ち込まれたコロンビアのコカインの3分の1以上が中央アメリカとメキシコ向けの潜水艇で密輸されたものと報じた。

(転載了)
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「潜水艇」と言いながら ほぼ「乾舷がゼロ」の ‘semi-submergile’ で,潜って逃げられるものではありません。
それでも,航跡が小さいので 見つけにくいでしょう。

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