‘calculus’ は 「数学」?
BS Dlife の警察/犯罪ドラマを字幕でよく観ています。
先日 観ていたドラマで 「その時 家で何をしていたか?」と訊かれた容疑者の娘が 捜査員に 「数学と歴史 どっち?」と確認されて 「数学」と答えます。
‘calculate’ は「計算する」で ‘calculation’ は「計算」なので 「数学」と想像できます。
辞書で確認するとー
“calculus”
【名】
1. 《病理》〔腎臓などの〕結石
2. 《歯科》歯石
3. 《数学》微積分学◆【同】infinitesimal calculus ; differential calculus ; integral calculus
4. 《数学》〔記号を使った〕算法
(*学習レベル レベル:10,英検:1級以上の単語,学校レベル:大学院以上の水準)
米国の高校数学のカリキュラムを調べるとー
- Geometry(幾何学)
- Algebra 1&2(代数学)
- Trigonometry(三角関数)
- Pre-Calculus(微積分学の準備コース)
- Calculus(微積分学)
- Statistics(統計学)
ーとなっていて,厳密には 「数学」ではなく,「数学」の一部ということのようですが,ドラマでは 数学の「微積分学」を意味していたのか不明です。
通常,「歴史」と並列に使うとするなら 「数学」が自然のような気がします。
もし,厳密に「微積分」の意味で使うのなら,単に「歴史」ではなく,たとえば “Early Modern Europe History”(近世ヨーロッパ史) あるいは “American History” (米国史)くらいでないと 釣り合いません。
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