洋服の着方を知らずしてー
最近,TVで 二つの記者会見を見ました。
① 広島・原爆の日の式典に参列後,飲食店の店員に暴行を加えた疑いで逮捕・送検された埼玉県幸手市の渡辺市長が8日,釈放され,9日 午後,幸手市に戻り 記者会見をしていました。
② 比例代表制で参議院選に当選した 「NHKから国民を守る党」の立花さんが丸山穂高さんを仲間に入れて 記者会見をしていました。
御二人とも 何となく如何わしい雰囲気を漂わせ,大したことは言わないだろうと決めつけて,真面目に話を聞いていませんが,二人とも記者会見を始めるに当たって着席する場面を見てー
① 渡辺市長は 会場に入って テーブル前までは留めてなかった上着のボタンを椅子に座って 留めた。
② 立花さんは ほぼいつも 二つボタンの上着のボタンを二つとも留めており,着席時も留めたまま。
ボタンを留めたまま座る/座れるのは 上着のサイズが合っておらず,大きすぎるからでしょう。
更に,立っている時,歩いているときは 上着のボタンを留め,座るときは ボタンを外すー が洋服の常識的着方です。
立花さんが常に二つのボタンを留めているのは 洋服の着方を知らず,ただ人間なので,裸ではまずいから 大きすぎる上着を被っているだけのように見えます。
NHK勤めが忙しく,洋服の着方を知る機会も,学ぶ機会も,教わる機会も,指導される機会も,何より 知ろうとする気がなかったと推察します。
渡辺市長は 酒を飲むのに忙しすぎてー?
「座るとき ボタンを外す,二つボタンの2番目のボタンはいかなる時も留めない(二つとも留めるように仕立てられた稀有なタイプを除き)」は,「シャツの袖が上着の袖口から 1~2cm 出るように上着とシャツの袖の長さを調節する」(上着の下に半袖シャツは論外)よりも基本の上位です。
ジェームズ・ボンドが スーツを着て格闘をした後,必ず,ずり上がったシャツのカフが上着の袖から出るように整えるシーンがあります。
007映画を観たことがないのでしょう。
洋服の着方を知らなくても 国会議員になれます。
トランプでさえアメリカ大統領になれるので,気にすることはありません。
| 固定リンク
「garments & others」カテゴリの記事
- “America First” のトランプは「ブリオーニ」のスーツを愛用し,バイデンは「ラルフ・ローレン」を着る(2021.01.25)
- 朝の怪しいスタイル。(2021.01.25)
コメント