« 「ディアトロフ峠事件」とは? | トップページ | 外国人訪問者が多い都市の1位は タイ。 »

2019年9月12日 (木)

見出しに見る「勘違い」(その515)

「韓国,日本と空気圧バルブWTO紛争の大部分で勝訴」  2019/9/11 中央日報・日本語版
   ‘自動車の核心部品の一つである「空気圧伝送用バルブ」をめぐる韓日間の世界貿易機関(WTO)紛争で,韓国が最終的に大部分で勝訴した。
    韓国産業通商資源部はWTOが10日(現地時間)にこのような内容をまとめたWTO紛争の最終報告書を発表したと11日,明らかにした。これに先立ち,日本は日本製空気圧バルブに対する韓国政府のアンチ・ダンピング措置をWTOに提訴したことがある。
   ・・・ 空気圧バルブは圧縮空気を利用して機械的運動を起こす空気圧システムの部品で,韓国市場で日本製が占める比率は70%以上だった。
   今回の貿易葛藤は2016年から始まった。当時,韓国政府は日本企業のSMC,CKD,豊興で製造している空気圧バルブに対して11.66~22.77%のダンピング防止関税を課した。これに対し,日本政府は翌年6月,WTOにパネル設置を要求しながら提訴手続きも始まった。
   WTO上級委員会は大部分の実質的争点で韓国のアンチ・ダンピング措置のWTO協定背反性が立証されなかったと判定した。これは昨年4月に1審に該当する紛争解決機関(DSB)パネルから出たものと同じ判定だ。日本は1審判定を不服とし,昨年5月WTOに再び上訴を申し立てた。
   今回の上級委員会の報告書は空気圧バルブ紛争に対する最終結果だ。WTO協定に沿って今回報告書が回覧された10日から30日以内にWTO紛争解決機構(DSB)で採択されることによって最終確定する予定だ。’ との報道です。 
   同じ件と思いますが,日経(9/11)は「日本製バルブ関税,韓国に勝訴 WTO最終判決」の見出しで 「世界貿易機関(WTO)は10日,日本製の産業用空気圧バルブに対する韓国の輸入関税の引き上げが不当として日本が提訴していた問題で,日本の主張を認める最終判決を下した。韓国の価格分析や情報公開が不十分でWTOの協定違反にあたると判断し,是正を求めた。WTOは二審制で日本の勝訴が確定した。WTOの最終審にあたる上級委員会は,高機能な日本製品は価格面で韓国製品と競合しないとする日本の主張を認めた。経済産業省は11日,「日本企業への不当な措置が継続されないよう韓国に速やかな是正を求める」とする世耕弘成経産相の談話を公表した。
   ・・・
   日本は「韓国製品とは価格や機能が全く違う」と主張し,16年3月にWTOに提訴した。18年4月の第一審判決は日本の訴えをおおむね認めた。だが一部の主張は受け入れられず,日韓双方が判決を不服として上級委員会に上訴していた。
   今後,韓国は是正のための履行期間が与えられ,仮に撤廃しなければ日本が対抗措置を発動できる。日本の対韓輸出管理の厳格化や元徴用工問題で日韓が激しく対立するなか,今回の判決は両国の関係にさらに影を落とす可能性がある。・・・  」と報じています。
   WTOの最終判決を,日韓,いずれも 「勝訴」と報じています。
   はて,どちらが本当なのかと読み合わせてみても よく分りません。
   まあ,どちらも 「勝った」と言える,あるいは思える立派な判決だったと結論付ければいいのでしょうか?

|

« 「ディアトロフ峠事件」とは? | トップページ | 外国人訪問者が多い都市の1位は タイ。 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「ディアトロフ峠事件」とは? | トップページ | 外国人訪問者が多い都市の1位は タイ。 »