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2019年11月17日 (日)

見出しに見る「勘違い」(その536)

「米国の度重なる要求にも 『No』,危機に追い込まれた韓米同盟」  2019/11/16 朝鮮日報・日本語版
   ‘韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)の完全終了を1週間後に控えた15日午後,韓国に滞在中の米軍幹部らは韓国大統領府で文在寅大統領と面会し,GSOMIAの維持を強く訴えた。これに先立ち米国側はソウル市内の韓国国防部(省に相当)庁舎で開催された韓米安保協議会(SCM)でも同じように「韓米日三角安保協力」を前面に出し,GSOMIA破棄の撤回を要求した。しかし文大統領と韓国軍は「日本が輸出規制を解除しない限り,破棄の撤回は難しい」とする従来の立場を繰り返した。韓国大統領府と韓国政府も「日本政府が今の立場を見直す可能性は低い」と考えていることから,今回は米国の要求を事実上拒否したとする解釈が可能だ。最終的に韓米双方は今回,いずれも言いたいことを言うだけで終わってしまったことになる。
  ある外交筋は「米国はGSOMIAを単純に韓日間の情報共有という次元だけで考えておらず,中国に対抗する韓米日三角安保体制の『シンボル』とみなしてきた」「米国から国防長官自ら韓国にやって来て要請したにもかかわらず,これを即座に拒否したことから考えると,今後韓米同盟に深刻な悪影響が及ぶことも考えられる」と指摘した。「米国がGSOMIA問題を今後の防衛費分担金問題と関連づけた場合,交渉にマイナスの影響が及ぶ」という懸念の声も出始めている。
   ■GSOMIAをめぐって韓米の主張は平行線
 米国のエスパー国防長官は15日,SCMが終了した直後の共同記者会見でも「GSOMIAが更新されず,完全に終了するまで放置された場合,その効果は弱くなる」「(北朝鮮や中国など)共通の脅威や挑戦の課題に一致して対処できるよう,(三カ国の)関係を正常の軌道に戻す努力をしなければならない」などと訴えた。エスパー氏は強い口調で「戦時の状況」や「脅威」などの言葉を使いながら「(韓日)双方に意見の食い違いを狭めることができるよう促した」とも述べた。エスパー氏が促したのは言うまでもなく韓国国防部の鄭景斗国防長官だ。これに先立ちエスパー国防長官は今月13日(現地時間),韓米安保協議会に出席するためソウルに向かう専用機の中でも「わたしのメッセージは明確だ。GSOMIAは必ず維持されなければならない」と発言していた。
   米統合参謀本部のマーク・ミリー議長も韓国軍の朴漢基合同参謀本部議長,日本の自衛隊の山崎幸二・統合幕僚長と遠隔会議を開き,三カ国による軍事面での協力の必要性を強く訴えた。これについて韓国軍の関係者は「毎年定期的に開催される会議だ」と説明しただけだが,外交関係者の間では「米国政府が堂々と圧力を加えてきたものだ」との見方が支配的だ。
  米国からの一連の要求に対して韓国国防部の鄭景斗・長官は「日本が韓国に対して『安全保障上,信頼できない国』との理由で輸出規制を行っているため,韓国政府も深く考えた末にこの決定(GSOMIA破棄)を下した」と説明した。韓国大統領府のコ・ミンジョン報道官も15日「われわれが何も考えずGSOMIA破棄の決定を見直した場合,これは当時の決定に慎重さがかけていたことを認める結果になる」と述べた。
   この問題にいわば決着をつけたのは文大統領の発言だった。文大統領は15日,エスパー氏ら米国側の関係者と会った席で「安全保障上,信頼できないとの理由で輸出規制を行っている日本と軍事情報を共有するのは難しい」と述べ,破棄を決めた際に掲げた原則を今回も繰り返した。その一方で文大統領は「米国政府も(日本が考えを見直すよう)役割を果たしてほしい」とも求めたという。GSOMIA破棄の決定は日本の輸出規制がきっかけになったので,その「原因提供者」である日本を説得するよう求めたと解釈できそうだ。
  これは来年4月に韓国で予定されている国会議員選挙と大きく関係しているとみられる。この選挙はいわば文在寅政権に対する「中間評価」とも言えるからだ。上記の外交筋は「米国からの要求には当然神経を使うが,GSOMIA破棄の決定を見直した場合,文在寅政権の岩盤支持層から反発を受ける恐れがあるため,この点を韓国大統領府はもっと気にかけているようだ」「(韓国政府は)最初の決定を見直すよりも,破棄を決めた後に日本が経済報復を撤回すれば,その時に再び協定を結べば良いと考えている」と説明した。
   ■GSOMIA破棄後の影響について警告が相次ぐ
  外交安全保障に詳しい米国の識者たちからは「韓国政府がGSOMIAを破棄した場合,韓半島有事の際などに非常に大きな影響が出てくるだろう」と警告する声が相次いでいる。米ヘリテージ財団のブルース・クリンナー上級研究員は「GSOMIAを破棄することは,米国のインド・太平洋戦略に韓国は関与しないとの意味合いに受け取られるかもしれない」と指摘した。かつて米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)で大量破壊兵器調整官を務めたゲーリー・セイモア氏は「情報共有のやり方だけならいくらでもあるが,(GSOMIA破棄の影響で)今後の韓日協力関係が様々な方面で弱体化し,有事に軍事的脅威に直面した場合,北朝鮮と中国だけにプラスに作用するだろう」と警告した。’ との報道です。
   ほぼ「破れかぶれ」の文大統領率いる韓国です。
   さて 米国が どのような手を打つか,楽しみです。

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