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2019年12月14日 (土)

世界は 中国をどう見ているか?

Pew Research Center/FACTANK’,Oct.19, 2019付けで “5 charts on global views of China” (中国に対する世界の見方に関する5つのチャート)のタイトルの報告がありました。

どのくらい 中国が世界に影響力を増しているか,興味深い報告です。

下記,拙訳転載します。

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中国が より市場志向の経済政策への扉を開き始めてから40年で,中国は その多くが奇跡にほかならないと言われる爆発的な成長を経験した。

この国の成長する影響力は,すべての大陸で感じられており,人々は中国が世界情勢におけるますます大きな役割を演じ続けるだろうと注目している。

しかし,より大きな力はより多くの期待(expectations)と説明責任(accountability)を生じさせる。最近の調査では,世界中の多くの人々が,中国に代わる世界をリードする国を望んでいると言っている。

1.世界的に,人々は中国に対する どのくらいの肯定的または否定的な見方かが異なっている。最近のPew Research Centerによる25ヶ国の調査では,中央値 45%が中国について好意的であり,43%が好ましくない見方を持っている。

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 12ヶ国の大多数(majorities)あるいは大部分(pluralities)は,特にアフリカ,中東,およびアジアの一部は最も一般的な好意的な傾向で,中国に前向きな評価を与えている。

米国では,38%が中国に対して好意的であり,2017年の44%からわずかに減少し,半数近くが好ましくない見解を表明している。

2. 世界の中央値 70%は,中国が10年前よりも世界で重要な役割を果たしていると回答している。 ロシアはこの評価で2番目に下位で,10年前よりも重要だと答えたのはわずか42%だった。

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米国が10年前よりも重要な役割を果たしていると考えている中央値はわずか31%で,これは中国に対するシェアの半分未満である。
調査対象者の8%のみが,中国が10年前よりも重要な役割を果たしておらず,テストした7ヶ国で最も低いシェアを占めていると答えている。

米国では,72%が中国が10年前よりも重要だと考えているが,自国について同じことを言っているアメリカ人は31%だけである

3. 過去10年間で中国のグローバルな役割が成長したことにほとんどの人が同意する一方で、中国が世界的リーダーシップをとることに対する熱意はない。

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現在、世界中の人々の中央値の34%が中国を世界有数の経済大国と見なしており,これは,米国を選んだ39%をわずかに下回っている。

しかし,未来について考えると,25ヶ国の中央値 63%が,米国が主導権を握る世界を好ましいと答えており,中国が主導する世界を好ましいと言うのはわずか19%である。

特に、中国よりも米国を選ぶ傾向がある5ヶ国のうち4ヶ国はアジア太平洋地域にある。日本人の81%,フィリピン人の77%,韓国人の73%,オーストラリア人の72%がすべてワシントンの将来を支持し,北京をリードしている。

4. 中国の習近平国家主席に対する一般的な信頼の欠如がある。

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調査対象国の調査結果,中央値 34%が習を信頼するとしたが,56%は習に対する信頼の欠如を示した。

これは,彼はロシアのウラジーミル・プーチン大統領(30%)と米国のドナルド・トランプ大統領(27%)よりも国際的な信頼度でわずかに勝っているが,ドイツのアンゲラ・メルケル首相とフランスのエマニュエル・マクロン大統領よりも劣っている。
習の最も強力な支援者は,フィリピン(58%),ケニア,ナイジェリア,チュニジア(すべて53%),およびロシア(50%)である。習に対する信頼は,ヨーロッパでは特に低くなっている。

ポーランド人のわずか9%とギリシャ人の11% しか彼を信頼してない。 調査対象のサハラ以南のアフリカ3ヶ国における習の信頼度は,調査対象のどのヨーロッパの国よりも高い。 アメリカ人の半数は,中国の指導者に対する信頼を持ってない。

5. 25ヶ国の中央値 66%は,中国政府が国民の個人的な自由を尊重していないと回答している。

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中国は国民の個人的な自由を尊重していないと言う傾向が高い人は,中国に対してより不利な見方をする傾向がある(例えば,フランス,スウェーデン)。

逆に,中国の人権実績(human right's record)に対する不承認が少ない人々は,中国全体の好ましくない意見が低いことを示している(ナイジェリア,ケニア,チュニジア)。

調査対象の欧州諸国は特に批判的傾向があり,調査対象のEU 10ヶ国の中央値 82%は,中国は個人の自由を尊重していないと見做している。

規模の負の端にある国の中で,日本は外れ値であり,二国間関係の歴史的および政治的緊張に関連する可能性のある中国に対する一般的な不満の高いレベルを示している。

(転載了)
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カナダ人,米国人,英国人の 約40%が 習 を信頼しているのには驚きました。
彼 および 彼らの真の目標が分っているかどうか。

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