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2019年12月29日 (日)

米国人とドイツ人は,互いをどう見ているか。

米国人がドイツをどう見ているか,逆に ドイツ人は米国をどう見ているか,国民性にかなり違いがあるように思っており,その影響がどう出ているのか興味があります。

PEW RESEARCH CENTER’ の ‘FACTANK’,Nov.25, 2019付けで
Despite some improvements, Americans and Germans remain far apart in views of bilateral relations
いくらかの改善にも拘らず,米国人とドイツ人は両国の関係への見解に 依然 隔たりがある」 の見出しの 報告がありました。

以下 拙訳して転載します。

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トランプ政権が発足して3年近く,アンジェラ・メルケル首相が辞任を表明するまで 2年足らずであるが,両国の Pew Research Center Körber-Stiftung が実施した調査に基づく最新記事によると,米国人とドイツ人の両国の関係に対する見解は,依然 著しく(notably)異なっている

米国人は二国間関係について楽観的であり,将来 ドイツとより協力したいと考えている。

彼らはまた,ドイツにおける米国の軍事的存在がアメリカの国家安全保障にとって非常に重要であると考えている。 ドイツ人は,両国の関係が緊張していると見なし,自国の国家安全保障のために アメリカ軍の存在をそれほど重視していない。

2019年9月に実施された調査の結果を要約した 8つのチャートを次に示す :

1. 米国人の4分の3は ドイツとの関係を良好とみなし,ドイツ人の3分の2近く(64%)は関係を不良とみなしている。

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そして,米国人の13% と比較して,アメリカとの関係が非常に良いと言っているのはドイツ人の2%だけである。

この断絶(disconnect)にもかかわらず,過去1年間でドイツの見解はより肯定的になった :
米国とドイツの関係は良好であると言うドイツ人の割合は,2018年の24%から今年は 34%に増加した。
しかし,ドイツ人は2018年よりもこの関係についてより肯定的になっているが,彼らの見通しは2017年よりも 依然として否定的である。

一方,米国人の二国間関係の評価は,3年間の調査で最高点を示している。

2. 米国人とドイツ人は、自国の外交政策にとって 最も重要な国であるかについて異なっている。

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米国では,英国が最も重要な,または2番目に重要な米国の外交政策パートナーとして英国を挙げる(36%)。
ドイツを挙げるのは 10分の113%)しかおらず,米国人のリストで5位にランクされている。

ドイツでは、約10人に4人(42%)が,フランスの60% に次いで2番目に重要な外交政策パートナーとして米国を挙げている。

これは,2018年以降,米国を最も重要な,または2番目に重要な外交政策パートナーと挙げたドイツ人が 7パーセントポイント増加していることを表してい

3. 米国人は,ドイツ人が米国との協力の増加を優先するよりも,ドイツとのより大きな協力を優先する。

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米国との協力を望んでいるドイツ人が半分(50%)なのに対して,米国の10人中7人(69%)は ドイツとの協力を望んでいる。
代わりに,ドイツ人は,テスト対象テストされた国の中で フランス(77%)と日本(69%)とのより大きな協力を望んでいるとようだ。

ドイツ人は米国人よりもロシアとの協力を望んでいると言っている割合が非常に高い(66% 35%)。 また,米国人の52%は ロシアとの協力を望んでいない。

米国人の約4分の376%)は英国との協力を望んでおり,ドイツ人は約半数(51%)は同じことを言う。

4. 米国人は一貫して、他の方法よりもドイツとの協力に熱心だった。

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今年,米国の人々は、ドイツが米国について同じと言うよりも、自国がドイツともっと協力すべきだと言う可能性が19%高い。

それにもかかわらず、米国とのさらなる協力を望むドイツ人の割合は今年 9ポイント増加し、2017年レベルに近づいている。

5. 米国人はロシアよりもドイツと緊密な関係を持つことを望んでいるが,多くのドイツ人は米国とロシアの両方と緊密な関係を持つことに価値があると考えている。

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10人中6人の米国人(61%)は,米国がロシアよりもドイツと緊密な関係を持つことが重要であると言い,26%はその反対である。 約10人に1人(8%)は 両方の関係が重要であると主張する。

ドイツでは,39%がロシアよりも米国と緊密な関係を持つことが重要であると答えているが,4分の1はその逆である。

しかし,10人に3人のドイツ人は,両方の関係が重要であると主張している。 2018年以降,両関係を重要と考えるドイツ人の割合が10ポイント増加し,ロシアとの関係が米国との関係よりも重要であると言う割合が7ポイント減少している(32% 2018年)。

6. 米国人はドイツと中国との緊密な関係を持つことがより重要かどうかに分かれているが,ドイツ人は中国よりもアメリカとの関係を優先する。

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ドイツ人の半数は,米国に近いことがより重要であると述べているが,中国がより重要であると答えたのは 24%だけである(両方ともは18%)。一方,米国人の44%は中国との関係がより重要であり,ほぼ同等のシェア(41%)はドイツが重要と述べている。

7. 米国人の圧倒的シェア(85%)は,ドイツの米軍基地を米国の国家安全保障にとって重要だと考えているが,これらの基地を自国の安全保障にとって重要であると見なしているドイツ人はそれより少ない(52%)。

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米国は現在,ドイツに 約35,000人の現役米国軍人をおいて,いくつかの軍事基地を運営しており,第二次世界大戦の遺産であり,ヨーロッパにおけるNATOの継続的な存在である。

米国人の半数以上(56%)は,これらの基地が米国の国家安全保障にとって非常に重要であると考えており,これらの基地が重要でないと主張する米国人はわずか13%である。

ドイツ人の52%は,これらのアメリカ軍がドイツの国家安全保障に不可欠であると述べているが,非常に重要であると主張しているのは15%だけである。そして,ドイツ人の45%は基地は重要ではないと言っており,15%はまったく重要ではないと言っている。

8. 米国人は一般的に,現在のレベルでヨーロッパの防衛費に問題ないとしているが,ドイツ人は自国の防衛費について見解は分かれている。

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米国人の半数は,ヨーロッパの同盟国が国防費を現在の水準に維持すべきだと言い,35%はこれらの同盟国は国防費を増やすべきだと言っている。 ヨーロッパの同盟国が防衛費を削減すべきだと言うのは,10分の19%)程度である。

ドイツ人はさらに分裂している。約4分の1が自国の防衛予算を増やす(40%)か同じに保つ(41%)一方で,15%が減少を支持している。

2017年以降,この問題に関して両国で変化があった。米国人は,欧州の同盟国が防衛支出を増やすべきだと言わなくなった(今年は35% だったのに対し,2017年には45% だった。)

ドイツ人は自国の防衛支出の増加を好む傾向がある(2017年の32%が,今年は40%だった)。

(転載了)
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より協力したい国が,米国人にとって フランスと同率 2位,ドイツ人にとって フランスに次いで 2位 というのが意外でした。

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