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2020年1月19日 (日)

高速シューズ 「ヴェイパーフライ」が禁止に?

今年の 箱根駅伝を観ていて,ほとんどの走者が ピンク色の靴を履いていて何事かと思いましたが 特に調べることはありませんでした。
今年の優勝は 青山学院大学で,これまでの記録を6分46秒も更新する新記録であったのに加え,7区間で新記録を出す高速レースでした。
この高速レースが ピンクのシューズに関係していたとは全く知りませんでしたが ・・・ 。

この数日,このピンクのシューズが世界的に話題になっています。

例えば ‘NEWSWEEKJan.15, 2020付けの “Nike's Record-Breaking Vaporfly Shoe Set to be Banned by World Athletics” Nikeの記録破りのVaporflyシューズが世界陸上競技連盟によって禁止される予定)を見るとー

(拙訳して転載)
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昨年の世界記録を打ち破ったマラソン優勝者が,その最新バージョンを着用したナイキの「ヴェイパーフライ・シューズ」は,そのユニークなデザインが提供する疑惑(allegations)の中で,世界陸上競技連盟(World Athletics)(旧国際運動連盟:the International Association of Athletic Federations)によって,ランナーにとって不公平な利点があるとして,禁止される予定と伝えられている

このスニーカーは精査(scrutiny)中だが,ソールの発泡体(foam)とカーボン・ファイバー(板)の構成(composition)は,各ストライドで前方への推進力を増加させることでランナーに有利となる(edge)スプリングとして機能すると主張している。

靴のデザインは,その調査結果を今月後半に明らかにする予定の技術団体によってレビュー中と伝えられている,と The Daily Mail は報じた。

また,靴底のカーボン・プレートを特徴とする靴の設計によって起こされる(imposed)長期的な健康上のリスクと,足のつま先ではなく踵を踏み台(springboard)とし使用するランナーに与える影響についても懸念が高まっている。

ZoomX Vaporfly Next%” シューズは,ケニアのブリジッド・コスゲイ(Brigid Kosgei)が女性の世界最高記録を樹立したときに着用し,昨年10月のシカゴ・マラソンの女子イベントで優勝した。
この勝利により,彼女はそれまでの2時間1525秒の記録(英国のロンドンのポーラ・ラドクリフが樹立)を1分以上短縮した。

同じ月に,ヴェイパーフライ・シューズのバージョンは,ケニアのランニングチャンピオンエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)がイネオス1:59 チャレンジ(Ineos 1:59 Challenge)として知られるウィーンでのレースで着用され,2時間以内(非公式)にマラソンを完走した史上初のアスリートになった。
世界陸上競技連盟(World Athletics)は,禁止の決定とコスゲイの記録的なタイムが有効であるかどうかをまだ発表してないが,一時的猶予は世界陸上によって検討されていると伝えられており,禁止にもかかわらず世界記録を維持することができるとThe Sunは報道した。

カーボン・プレートの使用とソールの厚さの制限に関する新しい規制も,世界陸上連盟によって法制化されると報告されている。

スプリンター向けに開発されたスパイクも禁止される予定である。

ニューズウィークは,ナイキと世界陸上連盟に連絡して,靴の禁止の可能性,および国際マラソンとディスタンス・レース協会,米国陸上競技,国際レース医学研究所,スポーツ医学に関してアメリカ医学会などのランニングおよび健康団体に関するコメントを求めている。

Nikeの最初の “Vaporfly” シューズである “Zoom Vaporfly 4%” は,2017年に発表された。キプチョゲ(Kipchoge)が6つのワールドマラソン・メジャーすべてで最速タイムを記録したときに着用した。
ナイキによると,東京,ボストン,ロンドン,ベルリン,シカゴ,ニューヨークで 19のトップフィニッシュと6つの世界マラソンでアスリートが着用した,記録破りのランニングシューズとしての評判を得た。

2018年,Nikeは “Zoom Vaporfly Elite Flyprint” も公開した。これは“Vaporfly 4%” より 0.39オンス軽く,通気性の高いアッパー・レイヤーで作られている。

最新のバージョンのハイライトされたデザイン機能である “ZoomX Vaporfly Next%” には,「エネルギー回収をさらに高めるためにNikeのスポーツ・リサーチ・ラボで科学的に実証された」議論のある発泡体(foam)と「オフセットを11 mmから8 mm 0.43インチから0.31インチ)に減らして,より安定した感覚を提供し,重要なトー・オフ(toe-off)でのエネルギー回収を最大化するのに役立つ」とナイキは説明する。

「アウトソールに深い溝を備えた曲線の底面(tread)により,ターン中のスムーズな動きが促進される」と,ヒール内の薄い発泡体ポッド(foam pod)がアキレス腱をサポートする,と同社は述べている。

Nikeの最初の “Vaporfly” シューズである “Zoom Vaporfly 4%” は,2017年に発表された。キプチョゲが6つのワールド・マラソン・メジャー全てで最速タイムを記録したときに着用した。

(転載了)
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Site
上は ナイキの公式サイトでの該当シューズで ¥30,250 で,誰でも買えます。
Photo_20200117150301通常 革靴の土踏まずの部分には 「シャンク(ピース)」という 右の写真のような(主に)金属プレートが埋められており,歩行時に靴のラインを保持しています。
「ヴェイパーフライ」の カーボン・プレートも シャンクのようなものかと思いましたが,シャンクに比べて 長く,ほぼ靴全長に亘って埋められているようです。

さて,この問題はどういう結末になるでしょう,ほぼ禁止は決定しているような報道ですが・・・ 。

もし,これが許されると 「走り幅跳び」や「三段跳び」用に,カーボン・プレートを斜め前方への推進力(反発力)が増幅されるように組み込まれた,謂わば スプリング・シューズが作られることになりそうです。

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