天声人語の「 ・・・ ではあった。」という表現が ー 。
1月18日,朝日新聞 天声人語は 「最後のセンター試験」について書いていました。
「センター試験」は勿論,41年前の1979年に始まった「大学共通第1次学力試験」さえ知らない団塊世代としては 実感がありません。
この文の中に 「振り返れば,時代の要請に適した試験制度ではあった。」の文章がありました。
天声人語子が時々使う 「・・・ ではあった。」が気になります。
これを見る度に,なぜ 「・・・ であった。」あるいは 「・・・ だった。」ではなくて 「・・・ ではあった。」なのか?その違いは何か?と思います。
「・・・ ではあった。」に いつも何かしらの 如何わしさ,胡散臭さを感じます。
「・・・ であった。」『以上』,あるいは『異なる』意味を含ませる意図があって使っているのでしょうがよく分りません。
おそらく 「問題があったろうがー 」あるいは 「批判はあったが ー 」というニュアンスがあるのではと考えますが ・・・ 。
もし,そうなら そうと はっきり書いてもらいたい。
小学生の良い子の皆さんは この天声人語を真似て,夏休みの日記に 「海や山にキャンプに行ったりして 楽しい夏休みではあった。」と 書かないでほしい。
正確に 「海や山にキャンプに入ったりして 楽しい夏休みだった。しかし,宿題には苦労した。」と書いてほしいのです。
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