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2020年2月17日 (月)

死刑の判決の場合の「主文後回し」の不思議 。

テレビの報道などで「主文後回しです」とキャスターが述べている速報を目にすることがあります。
重大犯罪の判決言い渡しの際には,裁判官が判決主文ではなく,「判決理由から述べ始めたこと」=「主文後回し」が報道対象となることがあります。

判決の言い渡しには 「主文」(結論)と「判決理由」(結論に至った根拠)があって 通常 「主文」,「判決理由」の順に朗読されます。
但し,この順番は 裁判官の裁量に任されているようで,「死刑判決」が言い渡される場合,「主文」が後回しになることがあるようです。

この理由は,死刑判決が被告人にとって「生命を絶たれる,重い宣告」であって,先に判決主文を朗読すると,被告人が「死刑」に動揺して 判決理由をきちんと聴けなくなる可能性があるからと言われています。
被告人が 「そのまま判決に服するか」それとも 「上訴(控訴・上告)するか」を判断するためには,判決理由をきちんと聴くことが必要で,その配慮をしているということです。

しかし,これが普通なら,主文が後回しにされた瞬間に 判決は 「死刑」だと被告人は察知し,先に告げられるのと同じ状況になるのではーと愚考します。
ー であるならば,全ての判決は 「判決理由」,「主文」の順に告げられるべきではないでしょうか?

ところが,死刑以外にも,「無期懲役」となる場合で「主文後回し」にされることがあるようで,無期懲役のケースでは,死刑の場合とは逆に「死刑ではない」と気が緩んでしまい、判決理由をしっかり聞けないということが考えられるからと言われます。
すなわち 「主文後回し」でも 必ずしも 「死刑」とは限らないようです。

しかし,いずれにせよ,「主文後回し」の場合での 「無罪」は なさそうです。

沢尻エリカ被告の 「懲役1年6月,執行猶予 3年」の判決の速報を見ながら ふと思いました。

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