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2020年4月12日 (日)

元米海軍・太平洋軍司令官 ハリー・ハリス 駐韓米国大使,韓国(人)の対応に耐えてきたが ー 。

2018年に 駐韓米国大使に就任した,日本人の母親を持つ 元米海軍・太平洋軍司令官(米国海軍史上初めてのアジア系の大将) ハリー・ハリス氏Harry Harris, 1956~ ) は,既に辞任の意を固めているようです。その理由は?

REUTER’が April 8, 2020付けで伝えていました。

下記,拙訳・転載します。

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Exclusive :U.S. ambassador to South Korea is discussing plans to resign – sources
独占:駐韓米国大使,辞任計画について協議中 -情報筋による)


ソウル(ロイター)- ハリー・ハリス駐韓米国大使は,ドナルド・トランプ大統領が 次の任期を勝ち取るかどうかに関係なく,11月の米国大統領選挙以降に韓国に留まるつもりはないと内々に(privately)述べた,と5人の情報筋(sources)がロイターに伝えた。

情報筋によると,トランプ氏に任命されて2018年にソウルに就任した,米海軍軍歴40年のベテラン,ハリス氏は,在職(tenure)中の緊張と出来事によって増大するフラストレーションを表明している- 問題が外交上の敏感さ故,すべて匿名(anonymity)の条件で語られた。


「彼はトランプが再選されたとしても,2期目に就かず,11月までの在職で終わりにしたいと思っている,」と問題の直接の情報を持つ,ある情報筋は述べた。
ソウルの米国大使館のスポークスマンはハリスの計画に直接言及したことはなく,大使は「米国に奉仕し続けるために活力を維持している(remains energized to)」と語った。

「政府の対話者(interlocutors),素晴らしい人々,そして韓国の独立したメディアとの積極的な関与を通じて米韓同盟を強化するという彼のコミットメントは,依然として強力なもの(ironclad)である。」とスポークスマンは述べた。

 

アメリカ国務省はコメントの要求に即座に応じてない。

ハリスの前任者達(predecessors)はそれぞれ約3年間務め,一般的に韓国人との良好な個人的関係(rapport)を楽しんだ。

 しかし,ソウルでのハリスの過ごした時間は,長年の同盟国間で増加する峻烈性(acrimony)によって特徴付けられた。米国大使は,多くの韓国人が,トランプ政権が「アメリカファースト」の名の下に採用した圧倒的な(overbearing)政策と見なしていることに対する公の顔になっている。

世論調査は同盟関係全般に対する韓国の幅広い支持を示しているが,実際の人々は,ソウルが,米軍の駐留に対して数十億ドルをさらに支払えというトランプの要求に反対した。軍事費負担協定は12月に失効し,新たな協定を結ぶことができなかったため,4,000人以上の韓国人労働者が無給休暇を取ることになった。


10
月,韓国の学生グループが国内の米軍の存在に抗議して,ソウルの大使公邸の敷地内に壁を越えて侵入したことで,米国国務省は 韓国の警察による杜撰な治安に対する不満を爆発させた。

12月,抗議者たちは米国大使館の外でのデモ中に ハリスの肖像画を破り,叫んだ。「ハリス,出ていけ!韓国はアメリカの植民地ではない!韓国はATM機ではない!」


トランプが非核化交渉(denuclearisation talks)で進展が見られるまで,韓国による北朝鮮との直接の関与を制限するという米国の主張があって,摩擦も生じた。

また,米国当局が,韓国による日本との「軍事情報包括保護協定(GSOMIA)」を終了するという決定に失望を表明した後,ソウルの外務省は,8月にハリスを呼び出した(summoned)。

「彼がそのようなことを想像したことはなかったと思える。なぜなら両国は,同盟国として,たとえ意見の相違があったとしても,会議室を出ると通常は良い顔をするからだ。」 2番目の情報源は,外務省による厳しい(acrimonious)会議の公開に対する,ハリスの反応について述べている。

大使に指名される前,ハリスは米海軍の太平洋軍司令官(admiral leading U.S. Navy’s Pacific Command)だった。

ハリス氏が 大使辞任を表明したかどうかは不明だが,退職計画の一環として,コロラド州に家を建てたと 3人の関係者は述べた。

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政治の他に,ハリスは彼の日本との関係によって,人種的差別の標的にもされた。

日本人の母親とアメリカ人の父親のもとに日本で生まれたハリスは,ソウルと東京の間にわだかまる歴史的な紛争が昨年再熱したため,高位の韓国当局者達からさえ,更なる個人攻撃に直面した。一部の韓国人は,ハリスの口ひげを,1910年から45年にかけて韓国を統治した日本の植民地指導者達がたくわえていたものにたとえて,馬鹿にした(mocked)。

ハリス氏は1月に,口ひげが「注意を引いているポイント」になっていることに気付いていたが,彼は米国の韓国駐在大使であり,「日系米国人の韓国駐在大使」ではないと述べた。

 

最初の情報筋は,ハリスが仕事のプレッシャーについて不満を言うことは決してなかったが,個人的な心配りのいくらかが彼に重荷になっていることが明らかになったと述べた。

「彼は,ストレスがたまっているとか,『生活がハードだ。』とか,あからさまに言うことはしない。彼は4つ星の提督であり,あらゆることをを経験してきた」と情報筋は言った。

「しかし,勤勉さに感謝の念を持たない人々に対応することを好む人は誰もいない。人種差別主義者の中傷(slurs)は,あなたの国にとって深い絆と愛情を持つ同盟国と対処するための正しい方法ではない。」と情報筋は付け加えた。


(転載了)
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レイシストの国で,特に日系人だという理由で 冷遇・中傷されたことは想像に難くありません。
更に加えて トランプの政策と駐在国との板挟み,いくら元提督の精神力をもってしてもつらいものと思います。

そもそも 2018年時点で,トランプは日本と韓国の区別がついていたのでしょうか。

ハリスさん,オーストラリア駐在大使になれば 苦労せずに済んだのでしょうが・・・ 。

コロラドの新しい家で,韓国のこと,ついでにトランプのことを忘れて ゆっくり静養してください。

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