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2020年5月22日 (金)

“Japan’s Mysterious Pandemic Success” !?

新型コロナウイルス流行に関する日本の状況が,世界の状況に比べると 際立って異なっています。
「感染テスト数の少なさ」と 「死亡者の少なさ」,そして「テスト数と死亡者数の関連性」です。
世界は この日本の状況をどう見ているのか(自国のことで 精一杯かも知れませんがー) ネットを探して 関連記事を見つけました。

FP’(foreignpolicy.com),May 14, 2020付けで “Japan’s Halfhearted Coronavirus Measures Are Working Anyway” (日本の中途半端なコロナウイルス対策が とにかく機能している)の見出し記事がありました。

下記,拙訳して転載します。
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ほどほどのロックダウンと不十分なテストにもかかわらず,日本はパンデミックの最悪状態から逃れているように見える。

コロナウイルスとの戦いで,日本はすべて間違っているように見える。人口のわずか0.185しかテストせず,その “social distance” は中途半端で,日本人の大多数は政府の対応に批判的である。それでも,世界で最も低い死亡率の中で,過負荷の危機を回避した医療システムと症例数の減少により,すべてが奇妙にも正しく(weirdly right)進んでいるようである。当局は,危機の初期に,検査を,入院が必要と思われる人々に限定し,彼らの包括的な目標は死亡者数を減らすことであると述べた。

「この戦略の目標は,感染拡大の速度を遅くし,死亡率を低減することである」と政府の計画の中心人物である元世界保健機関の職員である尾身茂氏は2月中旬に語った。

結果は衝撃的(impressive)だった。 514日の時点で,日本ではCOVID-19に直接起因する(directly attributed)死者は687人であり,100万人当たり 5人に相当する。これは,米国では合計85,268人,つまり100万人あたり258人,スペインでは584人に相当する。 パンデミックの別の成功例と見なされているドイツでさえ,100万人あたり94人が亡くなっている。

日本は中国に近く,多数の観光客が来るのにもかかわらず,これらほとんど奇跡的に低い数値を出している。また,世界で最も高齢化が進んでいる社会でありながら,特に高齢者が致命的なウイルスの被害を受けると言われながら,それからも逃れているようである。日本の医療専門家は公式の数が実際の合計を過小評価している可能性があることを認めているが,肺炎などその他の関連する死因には予期しない急増は見られないと述べている。

この国が幸運だったのか,それとも良い政策の結果なのかを知るのは難しい。上級当局者でさえ,しばしば用心深い予測(guarded forecasts)を発してきた。

It is difficult to know if the country has just been lucky or if it’s a matter of good policy.
この国が幸運だったのか,それとも良い政策の結果なのかを知るのは難しい。

「残念ながら,感染者の数は増え続けています。」と,安倍晋三首相は 2週間前の4月下旬に言った。「状況は依然として厳しい」と彼は警告した。さらに心配されるのは,比較的少数のケースにおいてさえ,ヘルスケア・システムの潜在的な崩壊についてのコメントである。「救急医療体制の崩壊はすでに,ここにあると感じている。」と,日本救急医学会は4月中旬の声明で,日本社会の柱と見なされている医療制度について当然の懸念を述べた。
この圧力は過去数週間で緩和され,報告された症例数は明らかに減少傾向にある。

毎日の新規症例は412日に743のピークに達し,514日までに57に低下し,100を下回った。これは世論を鎮める(assuage)のに十分ではなかった。共同通信社による日曜日の調査によると,集計されたそれらの57.5%が政府の措置に対して批判的であり,とられた措置を34.1%しか承認していないことが分かった。

状況を混乱させるのは,テストの範囲が国際的な基準をはるかに下回っており,問題の実際の範囲に不確実性が生じていることである。

514日の時点で,日本で実施されたテストは 233,000であり,これは米国全体の2.2である。この一部は計画されたものだった。COVID-19と診断されたとき,隔離と治療のために特別に指定された病院に送られる。症状が軽いか,症状がまったくない人の流入(influx)は,既存の施設をはるかに超えて,システムをすぐに無力化する(swamp)と思われる。代わりに,4日間の息切れと疲労,または37.5度の発熱があった場合にのみ,検査を受けるようにアドバイスされた。

これらのルールは厳格な官僚的効率(strict bureaucratic efficiency)で管理された(administered)ため,苦痛を抱えている人々がテストへのアクセスさえ拒否された話につながった。外国人女性が医療用手袋(medical gauntlet)を介して友人を助けようとした悲惨な記事が,Facebookに挙げられ国際的な注目を集めた。

当局者は,このすべてに別の真意(motive)を認めている。彼らには,広範囲にわたるテストのためのインフラストラクチャがなかった。
「容量が足りなかった」と,より多くを求められていた日本医師会会長の横倉義武氏は語った。

民間施設が参入するようになった今,政府はテストの基準を拡大し,高齢者や重病の人がすぐに利用できるテストを実施している。そうであっても,専門家は,それらが本当の姿ではなく,まだほとんど暗闇にいるだろうと言っている。東京のある医療関係者は,真の感染率は東京の人口の約6である可能性が高いと述べた。しかし,そうである可能性は低いようである。死亡率がはるかに高い国々での抗体検査の結果では 全人口の感染率がわずか1%または2%であることがわかった。

もう1つの問題は,データの収集方法のありふれた(mundane)問題である。

新しい症例の報告は医師が提出する必要があり,医師は手作業でフォームに記入し,地元の保健所にFAXで送信する。これが編集され,中央政府に送信される。医師が詳細な情報を記入するために,貴重な時間を無駄にしていたとの批判に直面し,日本の情報技術政策担当の大臣は「問題に対処する(address the problem)」と述べた。
データフローも不規則(haphazard)で,日曜日と月曜日の報告では感染ケースの数は少なくなっているが,金曜日または土曜日に週を通してピークに達するまで増加している。

深刻な大発生を回避した他の国々では,しばしば 感染防止(firebreak)に有効と指摘される,高温または若年層が多い。日本はどちらも該当しない
- しかし,多数の死亡者は 全く(simply)ない。

日本の自主的な封鎖(lockdown)は,米国を除けば,大部分の国よりも厳格ではない。
国家緊急事態の宣言があっても,政府は人々に家にとどまるよう強制したり,企業に休業を命じたりすることはできない。これは,第二次世界大戦後の(米国が起草した),政府の権限を制限することを求める憲法の遺産である。代わりに,ソーシャル・ディスタンシングは,少しの社会的羞恥心(social shaming)とともに,個人の善意(goodwill)に任されている。

東京が自主的措置を最初に提示したとき,政府の役人が新宿の夜の繁華街地域(the Shinjuku nightlife area)を歩いて英語と日本語の標識で人々に帰宅するように促した。パンデミックが広がる中,外国人観光客は長期にわたっていなくなっていたので,英語で示した目的は明確ではなかった。レストランは午後8時までに(丁寧に:politely)店を閉めるよう求められている。そして,閉店の1時間前にアルコールの提供をやめるために,オフィスのストレスを乗り越えるための,終電までの夜の飲酒に慣れている日本のサラリーマンへの一撃(blow)となった。

目標は野心的で,当局は社会的交流(social interaction)の7080削減を求めていた。データは,その数字に近づき,5月上旬の「ゴールデン・ウィーク」の休暇中に人々をいつもの行楽から遠ざけることができたことを示唆している。ジャパン・レールによると,同社の高速鉄道ネットワークは,通常の休暇中の乗車率105%に比べて,約5%で運用されていた。携帯電話のデータによると,窮屈なアパートで人々を働かせることはそれほど成功せず,わずか18%だったが,東京中心部の街では,群衆は約60%減少した。

マスクはほとんどすべての人が使用しており,病気のときや春の花粉(spring pollen)を避けるためにマスクを常用的に着用しているため,苦情はほとんどない。

日本は,自らの国を法律遵守の場であり,健康問題に細心の注意を払う社会として描くのが好きだが,すべての人が孤立対策(the isolation measures)を真剣に考えているわけではない。

懸念される明確な場所の1つは,ピンボールやスロットの混合ギャンブルを提供する,通常混雑しているパチンコ・パーラーだった。多くの店が自発的に閉鎖したが,一部の店は休業を拒否した。当局はそれに応じて 要請に従わない店(the miscreant:ごろつき)の名前を公表したが,まだ開いている店の外に長い列ができているのが確認された。

別のケースでは,東京に住む女性会社員が病気であるにもかかわらず高速バスで70マイル離れた故郷に帰り,COVID-19の陽性であることが判明して 保健所から伝えられた後に,飼い犬が心配だったので,またバスで東京に戻った話を国営メディアが伝えていた。

しかし,一般的に,日本の,他人に配慮する文化,距離を保つこと,握手を避けること,そして良好な個人の衛生状態(hygiene)は,測定するのが難しいとはいえ,低い数字に大きな影響を与えたようである。残念なことに,文化の,より心配な側面もあり,医療従事者や患者に対するネガティブな対応が現れることもある。

他の最前線の人々への称賛とは対照的に,日本の看護師やその他の医療従事者は,差別(discrimination),保育園に通う子供たちの禁止,COVID-19の保因者であると気にする人々からの一般的な軽蔑(disdain)を訴えてきた。
日本医師会の横倉会長は,医療従事者に代わって弁護し,一部の差別は減少していると語った。

感染者数を正しい傾向に保つために,安倍首相は緊急事態を5月末まで延長したが,規制による国民の疲労の高まりに同意して,いくつかの規則を緩和した。公園などの公共施設は開放され,東京などの大都市ほど打撃を受けていない地方では,社会交流制限目標が低くなった。企業は,運営方法にさまざまな制限を設けて再開することで対応した。

どこでもそうであるように,大きな問題は,日本が新たな危機を発生させることなく,安全にブレーキから足を離すことができるかどうかであり - “but perhaps also why it didn’t have one in the first place.
(最後の締めの一文,but 以下をどう訳せばいいのか?  “it”,“one”,“the first place” が,それぞれ何を指すのか分からない,皮肉なら “the first place” を「中国」とすれば 何となくわかるがー )

(転載了)
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日本が命令や罰則もなしの自粛要請だけで,新型コロナウイルス起因の死者数が 100万人に5人という,他国(ドイツでさえ94人)に比べれば驚異の値を保っている理由には興味のあるところです。

単純に考えれば,レストランで「おしぼり」もなく,洗ってない素手でパンを千切って食べ,土足で家に入るのが標準の国に対して,日本国民の衛生観念の高さと衛生的な生活が影響しているのかも知れません。江戸時代に訪日した西洋人が 日本人の清潔さに驚いたくらいですから,ほとんど民族性です。

山中伸弥教授は この理由 ー抗体,その他の可能性 -を「ファクター」と呼んでいるようです。

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