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2020年6月23日 (火)

ジョン・ボルトン氏による,「ホワイトハウス回顧録」の内容は -

合衆国の元国家安全保障担当大統領補佐官(national security adviser)ジョン・ボルトン氏が トランプ大統領について書いた回顧録 "The Room Where It Happened : A White House Memoir" それが起こった部屋:ホワイトハウス回顧録)の出版に対するホワイトハウスの差し止め要求がワシントン連邦地裁によって却下され,予定通り623日に発行されるようです。

内容については すでにプリントが出回っていてメデイアが触れているようですが,‘BBC News’ 電子版 (BBC.com) Jun.20,2020 付けで,“John Bolton: Ten biggest claims in his Donald Trump book” (ドナルド・トランプの本における最大 10の主張)の見出し記事を掲載していました。

下記 抜粋し,拙訳・転載します。

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ドナルド・トランプ大統領に関しては すでに多くの本が書かれているが,最新の,元国家安全保障顧問ジョン・ボルトンによる回顧録は,著者の高い地位と彼の主張,性質から,より大きな注目を集めている。

ジョン・ボルトンの著作 The Room Where It Happened”(それが起こった部屋)-には,基本的な地政学的事実に無知な大統領を書き,彼の決定が しばしば再選の願望によってのみ推進されていたことが描かれている。

トランプ氏の批評家は,ボルトン氏が弾劾審問中に発言しなかった理由を尋ねたが,大統領自身が 彼の安全保障問題の元最高顧問を「無能」(incompetent)で「退屈な古い愚か者」(boring old fool)と呼んだ。

ホワイトハウスは本の出版を止めさせようとしたが,裁判所は本が発売される3日前の620日に要求を却下した。
いずれにせよ,米国のメディアは事前の本のコピーを入手し,そこから詳細の公開を開始した。

ここで 最も目を引く主張のいくつかを紹介する。

1. Trump wanted help from China to win re-election...
   
トランプは再選に勝つために 中国に助けを求めていた...

(略)

2. ... and said building internment camps was the 'right thing to do'
    
...そして、強制収容所(ウィグル自治区)の建設は「正しいこと」であると述べた

(略)

3. Trump offered 'personal favours to dictators'
   
トランプは「独裁者への個人的な好意」を示した

(略)

4.  The Democrats should have gone further with impeachment efforts
     民主党は弾劾の努力をさらに進めるべきだった

(略)

5. Trump suggested he wanted to serve more than two terms
   
トランプは,2期以上の任期を望むことを示唆(習に)した

(略)

6. Trump didn't know the UK was a nuclear power...
   
トランプは英国が核保有国であることを知らなかった・・・

英国は 1952年に核実験を実施した,米国, ソ連につぐ3番目の国である。しかし、英国が核武装国の小さなクラブの一部であることは,トランプ大統領にとってはニュースであったようだ。

ある抜粋には,英国のテレサ・メイ首相との2018年の会議で,当局者が英国を核保有国と呼んだ時のことを書いてある。

トランプは 「おー,英国は核保有国なのか?」と言ったと述べられている。

ボルトン氏は 「決して あれはジョークとして言ったものではなかった」と注記している。

7.... or if Finland was part of Russia
 
... あるいは フィンランドはロシアの一部であった

ボルトン氏は,トランプ大統領の知識には,他にもズレがあると語った。

フィンランドの首都ヘルシンキでロシアのプーチン大統領と会談する前,トランプはフィンランドが「ロシアの衛星のようなもの」(kind of a satellite of Russia)かどうか尋ねたと言われている。

ボルトン氏によれば,ほとんどの場合「トランプはブリーファー(概要説明者)よりもずっと長い時間,目の前の対象のテーマとはまったく関係のない問題について話す」ため,情報ブリーフィングは「ほとんど役に立たなかった」とのことである。
新しい,もしくは興味のない,しかし 大統領にとって重要な話を真面目に聴いて,覚えようとする意思かった。

8. He was very close to actually quitting Nato
    彼は NATOから実際に離脱する寸前だった。

(略)

9. Invading Venezuela would be 'cool'
   
ベネズエラの侵略は「クール」

(略)

10. Even allies ridiculed him
     
協力者でさえ彼を嘲笑した

 ボルトン氏の本には,トランプ大統領を嘲笑する(mocking)ホワイトハウスの高官の例がいくつか含まれている。

彼は,機能不全の(dysfunctional)ホワイトハウスについて説明している。ホワイトハウスでは,会議は政策立案の取り組みと見なすより,「フードファイト」(food fights)に似ている。

ボルトンがホワイトハウスに到着したとき,当時のチーフ・スタッフであったジョン・ケリーは彼に「ここは,直ぐにわかるだろうが,働くには最悪の場所だ。」と警告した。

支持者(loyalist)と見なされている国務長官であるマイク・ポンペオでさえ,大統領を「たわごとでいっぱい」(full of shit)とメモしたと言われている。

(転載了)
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この本が出版されても,トランプ支持者は 彼の愚かさを含めて これら記述内容の全てを知った上でも 彼を支持するとしか思えないので あまり影響はないのでは - という見解もあるようです。

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