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2020年6月20日 (土)

ジョン・ボルトン氏の 「White House 回顧録」は無事 発行されるか?

米国・前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のジョン・ボルトン氏が,618日に放映されたABCニュースでのインタビューで「トランプ大統領が考えているのは自身の政治的利益だけであり,ホワイトハウスにふさわしくないし,大統領職を執行する能力があるとも思わない」と述べました。

かつてトランプ大統領については 次のような,とても大統領とは思えないことを言われていました。
 ・語彙は小学5年生程度を多用。
 ・成人してから本を最後まで読んだことが一度もない。
   (時間の無駄と思っている。)
 ・知識は ほぼTVから得る。
 ・合衆国憲法は 7条ではなく 12条から成ると思っている。
 ・かつて 愚かを装った大統領はいたが 彼は本当に愚か。

今回はさらに高度な愚かさ加減が明らかになってきました。例えばー
 ・フィンランドをロシアの一部と思っていた。
 ・英国が 核保有国であることを知らなかった。 

現在,ホワイトハウスが発行差し止めに躍起となっている,623日 発行予定の,ボルトンが書いた 回顧録 “The Room Where It Happened: A White House Memoir” には それを証明するような内容が含まれていると考えられます。

米国大統領が 「アホ」であることが 国家機密情報であるなら この回顧録が出版停止になることは間違いありませんがー。

この本についての Wikipedia の説明を読んでみました。

以下,拙訳・転載します。

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Wikipedia The Room Where It Happened: A White House Memoir

The Room Where It Happened: A White House Memoir is an upcoming memoir by John Bolton, who served as National Security Advisor for U.S. President Donald Trump.
「それが起こった部屋:ホワイトハウス回顧録」は,米国大統領ドナルド・トランプの国家安全保障顧問を務めたジョン・ボルトンによる発売予定の回想録である。

2019年12月下旬,原稿の1部(one copy)が標準的な出版前レビューのためにホワイトハウスに提供された。20201月下旬,上院弾劾裁判中に本のニュースが発表された。
ボルトンのチームは,その原稿の複数のコピーが作成され、配布されたようだと驚いた。本の内容に関する情報の漏えいは,トランプの上院裁判でボルトンに証言するよう圧力になった。
ボルトンの未発表の草稿草案によると,ウィリアム・バーとボルトンは,トランプが中国とトルコの二つの企業への米国司法省の調査に不当な影響を与えたと思われる懸念について話し合った。 具体的には,ZTEに関する中国の最高指導者である習近平と,ハルクバンクに関するレジェップ・タイップ・エルドアン大統領についてである。

ボルトン氏は,2020年の選挙で農業州の再選に勝利するためにトランプ氏が「確実に勝利するために習に嘆願した」と主張した。[トランプ]は農民の重要性を強調し,選挙結果における大豆と小麦の中国の購入を増やした。」(ボルトン氏はまた,トランプ氏を直接引用したかったが,「政府による発行前レビュープロセス」のためにそれができなかったとも書いた。)

彼はまた,トランプが,フィンランドがロシアの一部であるかどうか訊いたこと,そしてトランプが英国が核保有国(nuclear power)であることを知らなかったと述べた。

ボルトン氏はトランプ氏が米国の法執行機関に介入したと主張した。

Publication and release

CNNによると,ホワイトハウスは123日,国家安全保障上の懸念を理由に,ボルトンが彼の本を出版するのを停止させる正式な脅しをかけた。ボルトンも出版社のサイモン&シュースターもその脅しに応じなかった。

2020年33日,サイモン&シュースターは発売日を317日から512日まで延ばし,「新しい日付は政府による[発行前のセキュリティ]レビューが進行中であるという事実を反映している」と述べた。
4月29日,発売日を512日から623日まで延ばし,本の長さを528ページから576ページに増やした。

本の発売日の1週間前の2020616日,トランプ政権は この原稿に「機密情報が多量(rife)にある」と主張してボルトン氏をコロンビア特別区連邦地方裁判所に提訴した。
サイモン&シュースターは訴訟を,大統領に都合が悪いと思われる本の出版を潰す政権による長年のやり方の最新のもの以外の何物でもないと主張し,ボルトンの,彼がホワイトハウスで過ごした時の話を米国民に公にする修正第1条の権利を完全にサポートするとの声明を出した。

2020年617日,司法省(the Department of Justice)はボルトンに対し,「機密情報を含む本の出版を禁ずる(enjoin)よう求める」,一時的な差し止め命令(temporary restraining order)と予備的差止命令(preliminary injunction)の緊急申請(emergency application)を提出した。
司法省はまた,ボルトンを機密情報の開示(disclosing classified information)で刑事的に起訴してするかどうかを検討している(weighing)とも言われている。

2020年617日,ワシントンポストとニューヨーク・タイムズは,出版前のコピーを入手した後,本からの抜粋(excerpts)を公表し,ウォールストリート・ジャーナルは,ジョン・ボルトンによる署名(byline)付きで,本からの「独占的抜粋」(exclusive excerpt)を発表した。
ボルトン氏は,トランプ大統領が中国の指導者である習近平氏に再選に当たる手助けをするよう要請し,「中国の農産物購入の一部の増加と引き換えに、農家の重要な投票を助けるために」米国の関税を引き下げることを申し出たと主張している。
ボルトン氏は,トランプ氏が中国政府によるイスラム教徒のウイグル人のための強制収容所の建設を承認したと主張した。
ボルトン氏はまた,トランプ氏が同様に米国の法執行機関に介入するパターンを持っていると主張した。

ニューヨーク・タイムズが発行した本の抜粋で,ボルトンはホワイトハウスの弁護士パット・シポローネが「トランプの法執行へのアプローチまたはそれらの(thereof)欠如に率直に驚いた(stunned)」と主張した。

(転載了)
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さて この回顧録は 無事 発行されるでしょうか,それとも 機密情報漏洩の理由で発行差し止めになるのでしょうか。
トランプが愚かであることが国家機密情報ならば 発行差し止めになる可能性は充分あるといえるでしょう。
いずれに転んでも トランプ大統領にとってのマイナス影響は避けられません

【追記】2020/6/21,発行差し止め請求は却下されて 予定通り 23日に発行されるようです。
トランプの愚かさは周知の事実であって 機密情報とは認められなかったのでしょう。

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